続いて、読んだ本、一冊目。

パク・ソルメ『もう死んでいる十二人の女たちと

「韓国文学の新しい可能性を担う作家として注目され続ける著者の、10年の軌跡を網羅した日本版オリジナル編集による短篇小説集」とのことで、各短編と、それぞれが書かれたときの韓国社会の背景などの解説も付いていて、二度おいしい感じの一冊。

光州事件や女性殺人事件などを絡めながら、それを直接書くというよりは、そこへの距離をユニークな文体と発想で書くような。

で、集英社新書プラスで連載中の、伊東順子さんの「カルチャーから見る、韓国社会の素顔」第8回で本書が取り上げられていて、文在寅大統領が就任直後初の公式行事として訪れた「5・18民主化運動37周年の記念式典」での演説と、

演説の中でも、本書でも触れられていた、保守政権時代に封印された「光州民主化運動のシンボルとなった歌」である「あなたのための行進曲」を、大統領が封印を破って歌った様子

を見て、

また一つ、韓国の大切な歴史を知ったなあ、と。伊東順子さんの連載、最初から全部読みたい。

それにしても

チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』『彼女の名前は』、チェ・ウニョン『ショウコの微笑』チャン・ガンミョン『韓国が嫌いで』ハン・ガン『少年が来る』、そして『目の眩んだ者たちの国家』

と、

これまで読んだ韓国文学はどれもこれもハズレなし。次は何を読もうかな〜。

(編)

 

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