国際交流基金のオンライン配信プロジェクトSTAGE BEYOND BORDERS –Selection of Japanese Performances–として、2月以降に公開された作品が国際交流基金のYouTubeチャンネルで見れるので、早速まずは

SPAC『グリム童話〜少女と悪魔と風車小屋〜』

最後が超素敵でした…涙。これは映像ならではの見せ方。ドローン万歳!

本作を観た後に先日書いた『グリム童話~本物のフィアンセ~』を観ると、「あ!この場面!」みたいに楽しめてさらに良いかも。また見ちゃうかも。

続いて

Q『妖精の問題』

これは強 烈 でした…。一部二部で体力使ってしまって呆然とした頭に、三部のマングルトとマンホニャララ(なんならチンホニャララも)の連発がじんわりきて、最後は大きな肯定へとつながっていくという…いやはや。

市原佐都子さん(Q)作品は、以前あいトリで観た『バッコスの信女 -ホルスタインの雌』が唯一でしたが、『妖精の問題』もすごい…。

一つ気になったのは、三部で連発されていたマンホニャララ(ぼかしてますが3文字のアレです)という言葉が、女性器のどの部分を指して使われているのかよくわからない箇所があったことでしょうか。

マンホニャララって外陰部を指す言葉だと思うのだけど、マングルトって、話を聞いていると膣内で作るヨーグルトだと思ったので、その場合はチツグルトかヴァギーグルトになるのではー。

ということはさておき、一部で、(観る人の体力を奪っていく)剥き出しの言葉が最後、凄まじい力強さに反転する様が圧巻。そして二部も…この役者さん、すっごいな。

続いて

庭劇団ペニノ『笑顔の砦』

しみじみ良かった…。壁一枚隔てた向こう側に自分たちとは異質な世界があって、何かの弾みでそれが不意に交差したときの戸惑いや、「当たり前」は突然崩れることがあるのだ、という予兆のようなもの。

だからこそ、今そのときの、その時間のかけがえのなさというか。笑って過ごせることの貴重さがじんわりと最後に。

庭劇団ペニノも、今まで観れたのは『地獄谷温泉 無明ノ宿』だけだったので、またそれとは違う初期の本作を観れて良かったです。

国際交流基金のこの配信プロジェクトでは他にもいろいろな作品などが観れるので、ぜひYoutubeチャンネルをチェックしてみてくださいね。

(編)

 

 

 

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