その他、いろいろと見た展示について。

写真展”Future is in the past“@旧永山武四郎邸

札幌大谷大学 今研究室と旧永山邸の共催で、学生、卒業生、教員、ゲスト作家らで構成された総勢19名による展覧会。

自分的お目当ては、酒井広司さんと露口啓二さんの写真です。

全く手がかりのない類の写真への興味関心は続いておりまして、例えば、2019年のトーク「Mouraiという風景について」であったり、写真フォーラム「北海道と写真のつらなり」であったり、「場と写真: 露口啓二に訊く」であったりと、主に露口さんの写真に対するわからなさを中心に派生する「写真」というものへの興味というか。

今回はTO OV cafe一典さんという自分的に強力なゲストとともに写真を見ることができ、実際に写真を前にしながら素朴な疑問や自分的理解をあーでもないこーでもないとぶつけてみては、一典さんが自身の見解であったり作家理解みたいなものを交えつつ応答してくれる感じで、いやこれマジ最高の鑑賞スタイルだなと。

一人だとどうしても言葉になりきらずにフワッと通過してしまうところを、とりあえず言葉にして相手に投げてみることで意外と腑に落ちるポイントへたどり着いたりとか、人と作品を見ることの面白さだなあ。

でもその場でメモらないと、結構肝心なところを忘れがち…ということにも気づいた次第。全くあてにならない自分の記憶力…。

この日はその後500m美術館の展示を歩きながら見て、

期せずしてまた写真話で盛り上がりつつ

武田浩志個展Utopia MoMo-Iro 16が開催中のsalon cojicaへ。

ポートレートシリーズに並んで展示されてる映像版?の、ミョーーーンと横に伸びていくところが好き(←語彙)。

「TAKEDA system vol.11」とあって、自分は初めて見た気がするのですけど、過去に10回もやっていたのですねえ。

あ、あと少し前に、南区アートシーズン・冬「森を継ぐ/燐光を紡ぐ」も見てきました。写真を撮り忘れたので、人様のツイートを拝借。

北川さんのステイトメントを改めてじっくり読むと、「人の情緒を介させずに森の観測を行う」ための制作プロセス、とか

「光と水と空気と土壌に拠って形作られる」原始的な生命の地図を読み取ろうとしている、ということとか

あー、この言葉を念頭にもっとじっくり作品と向き合ってみれば良かったなー、と。なかなかその場では長文ステイトメントを読み込むのが難しく、少しもったいないことをしました。残念。

しかしブログがなかなか追っ付きませんね。

(編)

 

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