先週から引き続き、A-hoj!2021の海外人形劇7カ国9作品の配信を見ていました。
(Ahoj!ってチェコ語で「やあ!」って意味だったんですね。)
A-hoj!5作目は「ヨーロッパ人形劇界の若者たちから絶大な支持を受けるアーティスト」マティヤ・ソルツェ『ちいさな夜話』。
カエル最高だった。。マティヤ・ソルツェのサイトで別の作品を無料公開していたので、後日そちらも見たい。
6作目はアルファ劇場 (チェコ)『快傑ゾロ』。
息子(ゾロ)が変でした笑。全体を流れる妙にヘンテコなヴァイブ、好きっす。
7作目はジャンルーカ・ディ・マッテオ(イタリア)『ザ・プルチネラ』。
エリザヴェータ・コーレンベルク著「人形劇の歴史」で読んだ「古代の道化の直系の子孫、イタリアのプルチネルラ」を実際に見れて、ほのかに感動。
この本によると、道化は「陽気で粗野であり、悪徳と子どものようなナイーヴさ、愚かさと既知の集合体」。敵対者を棒でぶちのめして殺し、甲高い声でわめき、社会的・道徳的規範をひっくり返す。
を、本作で実際に見て、いやー最高。長い歴史と今見たものが結びついた喜びで、思わず本を抱きしめつつ。
8作目はハヴィエル・アランダ(スペイン)『人生』。
冒頭なんてことないモノと手が、赤ちゃんにパッと形を変えた瞬間の視覚的な驚き!
技術的な見る喜び+描かれる普遍的な美しさに「スペイン各地で専門家からも演劇ファンからも絶賛」に深く頷く。
ラストはヴィクトル・アントノフ (ロシア)『マリオネット・サーカス』。
もう糸操りが超絶技巧すぎて、「え…?わー!!!え、これ、どやってるの???」の連続。まさに魔術…!
異国情緒溢れるノスタルジックな雰囲気で、火を噴くラクダとか最高です。
いやー、それにしても9作品、どれもこれも素晴らしかったな。。。世界の人形劇、すごいなあ。もっと見たい。
で
ということで、どれもこれも素晴らしかったA-hoj!9作品(配信は24日まで。1作品1000円、5000円で全作見れるチケットも)。あえて3つ選ぶとしたら、1つはこれ。人形劇ファンはもちろん、演劇好きな人にもぜひ見てほしい〜!約55分。おすすめ! https://t.co/1yNaEZtM9o
— ニオ (@wgdevi) August 19, 2021
そして
A-hoj!9作品からあえて3つ選ぶとしたら、の2つ目はこれ!演劇やダンス(大野一雄へのオマージュ的シーンもあるよ)が好きな人に、ぜひ見てほしいです〜。あと顔の筋肉の自由自在ぶりがすごい。終わった瞬間テンションぶち上がる感じを共有したい!チケットはここから https://t.co/NoJbIjsgCT https://t.co/HLWnVyChJE
— ニオ (@wgdevi) August 19, 2021
そして
で、A-hoj!9作品からあえて3つ選ぶとしたら、の3つ目は先ほど見たばかりのこれ!部屋を真っ暗くして、ロシア発のこの魔術的な時間に浸ってほしいっす。配信は24日までだから全作いってほしいけれども、この3作(ツイート遡ってください)だけはぜひ〜。チケットはここから! https://t.co/NoJbIjsgCT https://t.co/JXz9e7ZaRQ
— ニオ (@wgdevi) August 19, 2021
です!
来年は外国作品も来日できますように。なんなら、A-hoj!で来日しがてら、いくつか札幌にもツアーで来てくれないかな。。。(やまびこ座の方に向かって願掛け。そんなことがもし実現したら、通訳でお役に立てるといいな。)
あと2年に一度開催されているチェコ最大の人形劇祭「スクポヴァ・ピルゼン」(このブログ2番目に出てきたアルファ劇場が開催)も、いつか行けるといいな〜。次2022年はちょっと厳しいかもだけど、2024年なら幾ら何でも世界のコロナ感染状況も落ち着き、各国で新しい日常が展開されているでしょうし(期待)。
個人的に2017〜2019が海外の芸術に触れるスタートアップ的な時期で、語学力はひとまず脇に置き、とにかくそのときに目に入ったドアは全て開ける、みたいな感じだったので、
2022年までしっかり充電して、2023年頃から第二フェーズ的な海外の芸術体験をできたらいいなと夢見ています。頑張るぞー。
(編)
旧ブログ
(編)のつぶやき
アーカイブ
- 2024年12月 (1)
- 2024年11月 (6)
- 2024年10月 (7)
- 2024年9月 (6)
- 2024年8月 (6)
- 2024年7月 (8)
- 2024年6月 (4)
- 2024年5月 (18)
- 2024年4月 (6)
- 2024年3月 (7)
- 2024年2月 (11)
- 2024年1月 (6)
- 2023年12月 (9)
- 2023年11月 (10)
- 2023年10月 (5)
- 2023年9月 (10)
- 2023年8月 (12)
- 2023年7月 (20)
- 2023年6月 (11)
- 2023年5月 (13)
- 2023年4月 (5)
- 2023年3月 (9)
- 2023年2月 (12)
- 2023年1月 (4)
- 2022年12月 (12)
- 2022年11月 (5)
- 2022年10月 (11)
- 2022年9月 (5)
- 2022年8月 (6)
- 2022年7月 (9)
- 2022年6月 (7)
- 2022年5月 (6)
- 2022年4月 (5)
- 2022年3月 (5)
- 2022年2月 (5)
- 2022年1月 (4)
- 2021年12月 (9)
- 2021年11月 (7)
- 2021年10月 (8)
- 2021年9月 (5)
- 2021年8月 (8)
- 2021年7月 (6)
- 2021年6月 (9)
- 2021年5月 (11)
- 2021年4月 (5)
- 2021年3月 (9)
- 2021年2月 (7)
- 2021年1月 (6)
- 2020年12月 (7)
- 2020年11月 (15)
- 2020年10月 (12)
- 2020年9月 (8)
- 2020年8月 (7)
- 2020年7月 (10)
- 2020年6月 (17)
- 2020年5月 (17)
- 2020年4月 (8)
- 2020年3月 (6)
- 2020年2月 (11)
- 2020年1月 (9)
- 2019年12月 (10)
- 2019年11月 (15)
- 2019年10月 (12)
- 2019年9月 (13)
- 2019年8月 (13)
- 2019年7月 (16)
- 2019年6月 (5)
- 2019年5月 (24)
- 2019年4月 (13)
- 2019年3月 (13)
- 2019年2月 (15)
- 2019年1月 (6)
- 2018年12月 (11)
- 2018年11月 (9)
- 2018年10月 (9)
- 2018年9月 (5)
- 2018年8月 (9)
- 2018年7月 (3)
- 2018年6月 (26)
- 2018年5月 (13)
- 2018年4月 (7)
- 2018年3月 (9)
- 2018年2月 (5)
- 2018年1月 (6)
- 2017年12月 (7)
- 2017年11月 (6)
- 2017年10月 (6)
- 2017年9月 (18)
- 2017年8月 (15)
- 2017年7月 (10)
- 2017年6月 (30)
- 2017年5月 (6)
- 2017年4月 (7)
- 2017年3月 (6)
- 2017年2月 (12)
- 2017年1月 (11)
- 2016年12月 (7)
- 2016年11月 (19)
- 2016年10月 (8)
- 2016年9月 (11)
- 2016年8月 (9)
- 2016年7月 (21)
- 2016年6月 (12)
- 2016年5月 (9)
- 2016年4月 (18)
- 2016年3月 (15)
- 2016年2月 (9)
- 2016年1月 (8)
- 2015年12月 (9)
- 2015年11月 (23)
- 2015年10月 (21)
- 2015年9月 (17)
- 2015年8月 (20)
- 2015年7月 (28)
- 2015年6月 (26)
- 2015年5月 (19)
- 2015年4月 (22)
- 2015年3月 (22)
- 2015年2月 (23)
- 2015年1月 (22)
- 2014年12月 (32)
- 2014年11月 (39)
- 2014年10月 (19)
- 2014年9月 (25)
- 2014年8月 (33)
- 2014年7月 (24)
- 2014年6月 (29)
- 2014年5月 (31)
- 2014年4月 (22)
- 2014年3月 (29)
- 2014年2月 (35)
- 2014年1月 (27)
- 2013年12月 (35)
- 2013年11月 (31)
- 2013年10月 (22)
- 2013年9月 (28)
- 2013年8月 (23)
- 2013年7月 (31)
- 2013年6月 (37)
- 2013年5月 (30)
- 2013年4月 (24)
- 2013年3月 (27)
- 2013年2月 (20)
- 2013年1月 (20)
- 2012年12月 (28)
- 2012年11月 (42)
- 2012年10月 (30)
- 2012年9月 (23)
- 2012年8月 (13)
- 2012年7月 (31)
- 2012年6月 (25)
- 2012年5月 (32)
- 2012年4月 (28)
- 2012年3月 (29)
- 2012年2月 (26)
- 2012年1月 (26)
- 2011年12月 (27)
- 2011年11月 (20)
- 2011年10月 (33)
- 2011年9月 (32)
- 2011年8月 (34)
- 2011年7月 (38)
- 2011年6月 (39)
- 2011年5月 (33)
- 2011年4月 (31)
- 2011年3月 (30)
- 2011年2月 (30)
- 2011年1月 (30)