昨日のスタートは、札幌芸術の森美術館で開催中の札幌美術展『アクア-ライン』から。
看板に使用されているものも含め、前澤良彰さんの写真、素敵だったなー。
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国松希根太さんの作品も、見るのは久しぶり。さまざまな彫線(こんな言葉はないですか?)と元々の木目との絡み具合にウットリ。
「彫る」ものだから一体となって感じるのは当たり前なのかもしれないけど、樹と何かが抱き合っているような感覚を受けたのが印象的でした。
山田良さんのインスタレーションは、体感してわかることが大きかったです。「水深約2m」の肌感覚。
はるか昔は、この辺一帯が海の底だったのですねえ。すごいな。
端聡さんの作品は解説を読まずに作品を前にしたので、しばし「これは何ぞ?」と考えてしまいました。
そのときの思考過程が自分的にとても面白く、傍目に全然動いていないように見えるのに、ちゃんと循環しているのが不思議。
考えた、と言えば、露口啓二さんの一連の写真も、普段あまり写真を見たときに頭に浮かばないようなことが浮かんだというか。
アイヌ語の地名も、意味がわからないこととカタカナになっている時点で元の音とは違いますし、写真も、その場を見ているわけではないですし、
何と言うか、「ここには何もない」という想いが。
じゃあ「ここにあるものとここにはないもの、との間、にあるもの(うまく言葉にできない)」って何だろうとか、そんなこと。
漠然としておりますが…昔ご本人にインタビューしたときに話していたことってそういうことなのかな?違うか。
つらつらと書きましたが、SHIFTに何倍もきちんとした記事が載っておりますので、こちらもどうぞ。
本展は16日(日)までです。
(編)
 
 

 

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