まずは土曜日のことから。
劇団怪獣無法地帯の『ファンキーモンキークラッシュ』を観に、初ラグリグラ劇場。
HPに「思わず泣けるような感動よりも機関銃のようなギャグを、社会的なテーマよりも有無を言わせぬ強引な展開を。今時の演劇の真逆をいく 劇団怪獣無法地帯 『ファンキーモンキー・クラッシュ!』」とあるように、有無の言わせなさが突き抜けていて爽快感が。
本人たちが楽しんでいながら、決してそれが内輪ウケにならないのって、結構難しいことだと思うのです。エンターテイメントとして、なかなかに高いものがあるなあと思いながら、気持ちよく観劇いたしました。
確か、怪獣無法地帯は5月(6月だったかな?)に次回公演を控えていたはず。そのときはまたここでもご案内しますので、スコーーーーーンと笑いたい方はぜひ。
その後、パルコ前の針さんイラストを横目に眺めつつ、

中国上海トークを聞くために、CAI02へ。トーク後の打ち上げで、石倉美萌菜さんに上海でのレジデンスを終えて何が自分の中で変わったか?ということについて、いろいろ質問してしまいました。
キーボーさんや斉藤幹男さんと話した内容も、実に面白かった。
そしてこの日、一つ、私の中で決定的な変化が。
私はチェン・ハンフォンさんと何度かお会いしているにも関わらず、自分の英語力のなさでいつも言いたいことが言えず、かつ聞きたいことも聞けず。特にこの日は本当にこれだけは伝えたいってことも言えず、かなりふがいない思いをしたのでございます。
多分ふがいない思いレベルが、今までで一番強く、ワタクシようやく重い腰が上がりました。土曜日の夜から、英語・フランス語を若干スパルタ的に勉強しております。(結婚7年目にして)
チェン・ハンフォンさんの作品が素晴らしく、それを思った通りにご本人に伝えたい!と強く思ったからこそであります。帰る前にもう一度くらい会えたらいいのになあ。
りえさーーーん、CAI02でちらっと話していたツアー、やりましょーーーー
話変わり。
日曜日は、札幌市教育文化会館の「能楽鑑賞の会」へ。
能Tシャツがきらりと光る山下氏

公演は能「松風 見留」、狂言「樋の酒」、能「天鼓 弄鼓之楽」の三本立てという盛り沢山の内容で、これで指定席3,500円、2階自由席1,500円は破格過ぎではないかと。新装能舞台お披露目のお祝いとは言え、教文、太っ腹ですね・・・
私は時間の関係で、一つ目の能「松風 見留」しか観れませんでしたが、それでも十分すぎるくらいでした。自由席、2,000円くらいでもいい気がするなあ。
地下鉄の駅で、同じく途中で帰られたご年配の夫婦がいらっしゃったのですが、「能って意外と楽しかったね」と語り合っておりました。行きやすいお値段設定の二階自由席の存在が、こういった形で実を結んでいくと素晴らしいことですね。
最近「買い支え」という言葉をよく耳にしますが、「観支え」というのも伝統文化を後世に残していくためには大事なことなのだなあ。
なんてことを考えた週末でした。
(編)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA