2012年に見たり聞いたり読んだりしたもので、今後も個人的にチェックしておきたいな、と思うものをご紹介する「2012年のヒト・モノ・コト」。
まずはめちゃ視野を広げてくれた3名を。
乗越たかおさん(舞踊評論家)
3月に開催されたACFアートサロン『コンテンポラリー・ダンスの世界』で講師を務めた乗越さん。その直前に見ていた映画『Pina/ピナ・バウシュ踊り続けるいのち』と合わせて、コンテンポラリーダンスにはまるきっかけとなった出来事でした。
著書『ダンス・バイブル』と『コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド HYPER』も面白いですよ。
今年見たコンテンポラリー・ダンス作品は、彼のツイートによるところが大きかったです。
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ダンスへの道を開いてくれたのが乗越さんなら、演劇への道を開いてくれたのはこの女性二人。
岩城京子さん(パフォーミングアーツ・ジャーナリスト)
演劇作品の理解の仕方って、こんなに豊かなんだ!と気付くきっかけになったのが、岩城さんの『東京演劇現在形』。
彼女が代表を務めたブログキャンプ in F/Tからも、ずいぶんと刺激を頂きました。
★相馬千秋さん(フェスティバル/トーキョー プログラム・ディレクター)
10月にアップされた、CINRA.netでのインタビュー記事は必読です。
その中に、
「絶対に被災地に行かないというスタンスの人や、震災への言及そのものと距離をとる人、実際に被災地を訪れた体験から作品を深めている人」など、様々なスタンスの表現者がいて、
「無言の同調圧力がある今の日本社会で、意見の異なる彼らが発言し合う場が成立すること自体が、私はとても重要だと思います」とおっしゃっているくだりがあり。
人のスタンスとしてもそうだし、
個人的には、どんなに大きな出来事のあとでも、表現が多様であることは受け手にとって大事なことだよなあと改めて。
現在鋭意熟読中の本も、知るきっかけは彼女のツイートだったのでした。
余談ですが、年初めに彼女の名前やフェスティバル/トーキョーの話は、そういえば知人から聞いていたのです。そのまま忘れていたのですけど、きちんと自分の興味が巡り巡ってそれらに辿り着いたことがある意味興味深い…
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今年は本当に、このお三方周辺から興味をひかれるものがぐんぐん広がっていった感じです。
次は、札幌中心で挙げてみます。
(編)

 

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