ガラスのピラミッドでのライブを翌日に控えた、8日夜。
ACF ART SALONとして開催された、 大友良英さんのレクチャーを聞いてまいりました。
自身とノイズ音楽との出会いから、日本のノイズシーンが海外で注目された背景(舞踏なんかとも共通する要因に膝を打ちました)、
海外での活動で得た視点、(「自分が育ってきた文化の歴史軸だけで考えても、仕様がない」という言葉に至極納得)
40代になって自分の足元を見たくなった心境の変化、
空間と音について真剣に考え始めたこと、
などを
ユーモアを交えつつ、緩急素晴らしい感じで語ってくださって、とても面白かったです。
翌日の聞き所、じゃないですけど、「その空間の響きを考えて、どのような音色で空間をつくっていくか」ということもお話してくださったので、
一つそれをヒントにライブを聴いてみよう、と思いつつ。
で、日曜日。
お隣にいらっしゃったのは、石田勝也さん(手前)と須之内元洋さん(←リンク先のbenesseのインタビューがとても素敵なので、若者は見るべし)。

お久しぶりにお話できて、うれしい。
そんなこんなで、いよいよライブがスタート。
じっと音の響きに耳を澄ましていると、3人の出す音に加えて、空調や、かすかに聞こえてくる足音や声、途中からは雨音も。
ライブのリンク先には「ガラスのピラミッドの極端に長い残響音と複雑な反響音」というくだりがあるのですが、そこまで聴くことのできる耳は持っておらず…
がしかし、
そうやって聴き入っていると、たまに何とも超絶的に感じる瞬間があって、それには軽く興奮しました。
事前にレクチャーに行っていて良かったなあ。
うむ。
あ、土曜日はCAI02で始まった『福島 慶介 個展 −snow and sea−』も見てまいりました。

雪と波の映像インスタレーションが、とても気持ち良し。
15日以降、作品もまた更に増えるらしいので、後半もう一度見に行こうと思っております。(展示は9/29まで)
ツイッターでも、ご本人が展示について詳細を紹介しておりますので、のぞいてみてください。
(編)

 

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