昨夜はKitara15周年記念 オリヴィエ・ラトリー オルガンリサイタルへ。
オリヴィエ・ラトリーさんは、パリ・ノートルダム大聖堂の正オルガニストとのこと。教会の数は限られており、ただでさえ競争率が高い中、これはすごい。
それにしてもパイプオルガンって、まずその佇まいに圧倒されます。宇宙船的と言いますか、『2001年宇宙の旅』の人工知能HALが思い出されるのでありますが。
昨夜は途中、何だかふざけた音もあり(一瞬オリヴィエさんが歌っているのかと思ったけど、そんなことあるはずもなく)、音色の多様さを堪能したのでした。
ちなみに、その音色を選択する音栓には、「人の声(voix humaine←仏語)」とか「クマバチ(bourdon←仏語)」という名前のものもあるそうで、あのふざけた音はこの「人の声」だったのかしら?
コンサートにはオルガン好きなギヨームと一緒に行ったのですが、曰く「あれだけ多様な音を一つの楽器で表現できて、かつ一つ一つの音色で異なる感情が引き起こされる所がオルガンの魅力」とのこと。
ふむ。
今まで宇宙っぽい荘厳な曲しか聴いたことがありませんでしたが、アンコールで演奏されたWidorの「Toccata」や
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=jtj300j129k[/youtube]
Jean-Jacques Beauvarlet-Charpentierの「Noel」という曲などは楽しい雰囲気で。
パイプオルガンの、チャーミングな一面を見たな、と。
帰りは中島公園内の池でカエルも大合唱しており、さすがKitara近くに生息するカエルは違うのう、と感じ入った次第です。
オルガンの構造にも興味津々。
(編)

 

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