昨日はシアターキノで二本。まずはUHB制作のドキュメンタリー『新根室プロレス物語』。

プロレスって全然見たことがない身ですが、笑いながら観てしまった…。なんたるエンタメ…。

俄然実際の試合も見てみたくなったのだけど、まずはプロレス漫画で基本的なことを知っとこうと探してみたら、猿渡哲也『ロックアップ』がめちゃ新根室プロレスっぽいじゃないですか。(貧乏インディ団体「あかつきプロレス団」の社長がサムソン高木って名前だし!)

え〜、これを読んでみよう。

お次はHBC×TBSドキュメンタリー『ヤジと民主主義 劇場拡大版

ヤジ排除のことは、当時からTwitterでヤジポイの会をフォローしていて追ってきたつもりだけど、控訴審以降のことを拾えてなかったな〜と思いながら拝見。

排除の瞬間とか、裁判の様子とか道警が提出する証拠とか、映画で改めて見ると本当にひどいなあ。

でも本作を観て良かったなと思うのは、やっぱり、何かあったときに警察が来てくれると安心する反面、もし彼らにいきなり犯罪者扱いされ、囲まれて腕を掴まれたりしたら、すごく動揺してしまうだろうなと。

でも法律を知っていたら、排除の瞬間に大杉さんが法的根拠を冷静に問うているように、自分ではなく相手が違法行為をしていると認識できて、落ち着いた対応ができそうな気がする。

映画の中で紹介されていた基本的な法律くらいは、頭に入れておきたいものであります。

もう一つ、裁判の原告側の証人として、当日現場にいた女性が出てくるのですが。

この方が「笑って見ている人もいました。でも自分も傍観していた側ですから。反省しています」と語り。

多分自分もその場にいたら、排除されている側の人に問題があるような感覚で傍観していたと思うから、このツイート↓が耳と胸に痛いわけですが。

だからこそ、今この映画を観て学び、暴力を暴力と認識するためのリテラシーの一端をアップデートできた身として、もし同じような状況に今後自分が置かれたら、ただ傍観する側にはなりたくないな…と。

映画の中では最高裁に持ち込むような話も出ていたけれど、どうなるのかな。彼らの活動は支援していけるといいな。(サイトにいくつか支援方法も載っていますよ。)

本作、キノで何度か上映延長されていたおかげで観ることができたので、ありがたや〜。1/19(金)までの上映延長で最後らしいです。(上映時間はこちらをどうぞ

必見かと思うので、ぜひ観に行ってみてください〜。

あ、余談ですが、当日の警護計画について情報開示請求を行った結果、ほぼ全ページ黒塗りで提出されたことが劇中紹介されていたのだけど、大杉さんの部屋が映ったときにそのコピーが入口に貼られていて、個人的には「わー、あれ額装したい」と思いつつ、文脈としても、そのラフな飾られ方も、めちゃ格好良いと思いました。

あれが意味を持つ飾り方をできてしまう個人。唸る。

(編)

 

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