クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャ『オオカミの家』『骨』をシアターキノで。

こちら↓の方には『骨』の予告編もあり。

『オオカミの家』は、チリに実在した宗教コミューン「コロニア・ディグニダ」を下敷きにした物語。

背景を思うと、「子豚」の存在や、最初は黒髪で黒い目の(現地住民的な)ペドロとアナが金髪&青い目の「美しい」人間へと変わる描写に「これが意味するものとは…」と想像したりしてぐへーっとなるのだけど、

スクリーンは変容の連続で、めちゃ目に楽しかったです。

アニメーション批評家・土居伸彰による考察コラムもおすすめ。

あと、11/2から始まる新千歳空港国際アニメーション映画祭で本作が爆音上映(11/5)されるので、これが爆音になったらオオカミの蠢きが前面に出てくるのかなーとか、最後の方、絶対格好良さそう、音が。とか、思いながら観ました。

いやー爆音でも観たい…。

ちなみに先の考察コラムに書かれているように、『骨』の方の冒頭で本作が「1901年に制作されたアニメーションを発掘したものである」と宣言されて、地味に私はそう思って観ていたのですが、フィクションでした。

土居氏曰く「彼らの作品は、『枠の外側を提示しない』という点でも、掟破り」とのことで、コラムに書かれていることはどれも興味深いので、ぜひご一読を〜。

(編)

 

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