先日巡ったスポット。

小林知世『epiphany エピファニー』@CAI03

↑CAIで制作するために通った豊平川河川敷の光景、匂い、音、そしてCAIの湿度、水音、空間の感じを記録した、という絵。道中にとったメモの一部もポートフォリオに挟んであって、こおいう感じで視覚化される彼女の「感覚」、好きです。

こちら↓は、海で拾った貝や石、ロウに浸した小さな写真などの展示。

美意識…。

中でも真っ暗闇の中でスマホのライトを頼りに見た《地下の星座》が無 茶 苦 茶 良くて。

闇の中の絵をライトで照らす行為の、何がそんなに自分の琴線に触れたのか…謎に涙まで出てきて慌てつつ。自分は感知できてないけれど内に存在する何かが、芸術作品をきっかけに浮上する瞬間には毎回驚かされる。

それにしても、闇の中に隠しておきたい絵、という感覚が自分的に新しかったです。夜な夜な懐中電灯やロウソクを手に地下に降りて、あるいは屋根裏に上って、一人闇の中で向き合う絵。というのも良いものだなあ。

知世さんも在廊していて、観賞後にいろいろお話。ある作品の制作過程に対して、演劇のことを重ねて話せたことも楽しかったな〜。

その後、早めの夕食をとりがてらギャラリー犬養へ。(お店にいらした井越有紀さんをつかまえ、知世さんの展示について熱く語ってしまった。)

空いていたので、各席のスペースをのぞかせてもらったのだけど、

風間雄飛さん(上)と、上方に中西揚一さんの作品があるこの部屋、めちゃ良いな!(四人席だから、たとえ空いていてもお一人様の自分には気が引ける)

別のスペースには橋口潤平さんの作品。

私が座ったのは、堀成美さん作品があるこちら。

ギャラリー犬養のカフェは、部屋に絵を飾ることの良いお手本になりそうな空間で素敵。

その後、久しぶりの天神山アートスタジオで『鮭なら死んでるひよこたち』のワーク・イン・プログレスを拝見。(戯曲をもらえて嬉しい)

一応事前にWEBに上がっている戯曲を読んでから行ったのだけど、ワーク・イン・プログレスを見るとさらに謎が深まるというか、どんな風な立ち上がり方をするのか全く想像できないところが良かったっす。

羊屋さんの「これは劇作家のスタンダップコメディだと思った」という言葉が収穫で、また戯曲を読み直してみよー。

この日はお久しぶりな人とたくさん話せて、実に良い1日でありました。満足!

(編)

 

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