劇団清水企画『秘湯河童ノ淵停車場』をシアターZOOで。

そういえば私、清水企画の作品を観るのは久しぶりだなと思ってブログを調べてみましたら、WATER33-39時代の2013年短編『昨日明日協議会』×『休暇』と、同年の『友達』、劇団清水企画になってからは2015年のじゃぱどら!愛慾編以来でした。

清水さん演出の作品を他にも観ていたせいか、もっと観ている印象があったけど、ホームな劇団作品はホントに久しぶりだ。

ちょうどact vol.41で清水さんの脚本の書き方も聞いたこともあって、脚本も手掛けた本作を楽しみにしていたのでした。

『秘湯河童ノ淵停車場』。

民話などで人の暮らしにスルリと混じり込んでいる異世界のあり方は、いろんなことが科学的にきちんと説明できる現代に生きていて、かつ札幌で育った自分には縁のないものだけど、それゆえそういったあり方を演劇の時間を通して体感できると嬉しい。

(上のツイートの左上の写真のシーンだったと思うけど)水面に反射する光から、水と空の「近いのに超絶遠い距離」のことなんて考えたことがなかったから、その関係や距離という視点に立とうとすると脳内がぐるりとひっくり返るような感覚がありました。

冒頭の「頭にお皿を載せて河童になる」に始まり、1枚の布が裏返れば向こう側とこちら側も反転するとか、想像力の遊びがたくさんあって楽しかったなあ。

あの世界を引きずったまま、鄙びた温泉宿で空想しながら湯に浸かれたら最高だな。

ちなみに定山渓のかっぱ淵はこちら

(編)

 

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