札幌駅前通のビル内を中心にした街中展示と、ウェブサイト内での展示を行う展覧会「Sapporo Parallel Museum」。

キーボーさんのツイッターでおすすめ鑑賞コースのスタート地点として挙がっていた札幌第一ビル4F会場を目指すも、まずその札幌第一ビルを見つけるのに難儀しました。

(なぜかというと、ビル名がひっそりと入った入口上に設置された「KEIWA 桂和ビル」という看板の方が目に入るので、前を何度も通り過ぎてしまったため。)

危うく諦めそうになったけど、なんとか見つけて、いざ。

4F会場には、武田雄介さんと玉山拓郎さんの作品が展示。

武田さんの絵画やドローイングを見ながら、目にした静止画が自分の脳内で自動的にアニメーションに変換されるなあと思いつつ、映像の時代に静止画であることの意味ってなんだろうなーとぼんやり。

そんなことを思いながら、この

作品を見て、平面の中の異なる立体感みたいなものに見入ってしまったのですが

その頭で改めて全体を見ると、

上の作品にあったような立体感が空間に広がっている感覚を覚えて、面白かったです。

こういう空間は今後VRに置き換わって行くのだろうかとも思ったけれど、VR空間には「作られた」空間しか存在しないから、例えば写真右上の方に見える化粧室方面の空間(展示会場ではないけど、地味にインスタレーションが続いているのかと自分が間違えた奇妙な空間)みたいなものはVRには存在しないよなー、と。

デジタル空間にも、作り手の意思が及ばないアクシデント的な何かが紛れ込むことってあるのでしょうかね。自分にはウイルス系以外あんま思いつかないけど、ゲームの世界とかには何かありそう。

メタバース的なデジタルの恩恵は大きいけれど、誰かの意思やコントロールが及ばない物事が入り込む現実世界がないと、私は辛いな。というようなことを思った展示でした。

玉山拓郎さんの展示も好きでした。オンサイトはもちろん、オンラインの映像作品も良い。(オンラインの方、しばーらくは青い画面が続きますが、堪えて待っているとじわじわと変わっていって、ユーモラスなビジュアル世界へと続きます。)

日常的にオフィスビルにはほぼ縁がないけれど、こおいう空間は自分のための場所だと思えて良い。

ちなみにここって昔床剥がしたところだっけ?と思ったけど、あれは越山計画で別のビルだ。

話戻り

こちらは日本生命札幌ビルに展示されていた武田浩志さんの作品。

オンラインの作品もクーーーーーール。大画面&大音量で見たい。

しかしこう、よく考えてみると、都市というのはだだっ広くて、高層ビルのおかげで地面以外にも人間のための場所が拓けているけれど、一人の市民が自由に足を運べる場所って商業施設と公共施設と道路と自宅と、あと山とか?だけで、意外と面積的には限られているものですね。

人間が足を運べる札幌の総体積?から、住宅部分を引いた残りの体積のうち、危険な場所を除いた全てが全市民に開かれたら、いろいろ探検気分を味わえたりもするのだろうか。

Sapporo Parallel Museumでオフィスビルも展示場所になっていたのは、自由部分の体積がつかの間増えた感じもして、良かったです。

(編)

 

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