第8回新千歳空港国際アニメーション映画祭、今年は空港開催とオンラインのハイブリッド。

ということで、オンラインでコンペティションプログラムをせっせと見ていました。

※ちなみに今年の受賞作はこちら

自分的に好きだったのは

Anna Budanova『Two Sisters』。彼女の描く踊りが好きです。

本作は予告編など見つからなかったのですが、2016年の同映画祭グランプリを受賞した過去作をこちらから見れますので、ぜひ。

Aleix Pitarch『Orders』

元になった実話は、権力への服従心、犯罪者への偏見、無意識の性差別などが絡み合って成立した事件という感じ。パトカーがなかなか来ない時点でおかしいと気づいても良さそうだけど、一度そういう状況に放り込まれると正常性バイアスも働きそうだし、結構怖い。

例えば、もし自分のよく知る人のことを見ず知らずの他人が「あの人は万引き常習犯なんですよ」と断言したとして、見ず知らずの人が発した全く根拠のない言葉であっても、その次に相手に会った際「万引き常習犯」という思いがチラリと頭をかすめるとか、起こり得ますよね。

こおいう小さな不信の芽生えって、すごく容易く起こるし、それぐらい人の脳みそって支配されやすいものなんだよなー。いやー、怖い怖い。

元になった事件そのものを知りたいと思ったけど、見つけられずー。

榊原澄人『飯縄縁日』

↑スクリーンじゃなくて、展示で見るのもいいなー。

Sandra Desmazieres『Flowing Home』

改めてベトナム戦争のWiKiを読んで、それまで米軍に関することしか頭になかったけど、韓国軍も相当えぐい…。その時期の周辺国の状況とかいろいろなことが組み合わさって、あの戦争だったのだと思うと、もう少し(日本も含めて)勉強し直したい。

Joe Hsieh『Night Bus』

猿の親子に起こる出来事が辛すぎた…。自分は、たとえフィクションの中でも、人間のせいで動物が死ぬところは見たくないタイプ。

Tom Schroeder『The Wild Cow』

上の『Night Bus』を見た後だったので、この牧歌的な雰囲気と、川に浮かんで水と戯れながら流れていく二人がとても気持ち良さそうで、響いたな〜。

オンライン上映が始まってからは、1日頑張ったご褒美に夜コンペティションを1プログラム見て、翌日そのプログラムのMeet the Film Makersで某練習をするという、素晴らしいルーティンを日々繰り返しています。

19日までなので、引き続き残りのコンペティションと、セレクション系のを見ていきたいっす。

(編)

 

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