10/1(金)〜10/3(日)に開催されていたPLAZA FESTIVAL 2021の最終日にお邪魔してきました。

まずは展覧会『遠い誰か、ことのありか』。

1F SCARTSコートではやんツー、大橋鉄郎、岡碧幸の作品が展示されていて(作品写真は上のリンク先に掲載されています。)

やんツー《たたない塔》は、長さ5mの鋼材や可動壁がウィーンと動く大掛かりなシステムを使って、鋼材の先に付けられた鉛筆がヨロヨロと紙に線を描くのですけど、この鉛筆がまた100円ショップで売っているようなキッチュな飾り付き鉛筆で。

最先端?のウィーン、ガチャコン、ウィーンなシステムを使った果てに、微妙にしなって力の入りきらないへっぽこ鉛筆から生まれる、ひ弱な線!ちょっと笑ってしまった。

大橋鉄郎《モデルルーム》は、商品写真が実寸大の紙製の立体として再現されていて、鉄郎さんのこの「3Dモデル」シリーズには毎回脳みそが混乱して、ドキッとさせられる。

2F SCARTSスタジオでは、クワクボリョウタ×渡邊淳司《おしくら問答》が楽しかったです。※リンク先から作品をめぐる作家の対話が読めます。

黄色は普通に押すと基本拒否られて押し返されるのだけど、ちょいちょいつつくと「え、なに、どうしよう」的なためらいが感じられる妙…。調子に乗って撫でるように触ってみたら、それも速攻反発されて「すんません…」となりつつ。

(赤が調整中で体験できなかったのは残念だった)

で、お次はSCARTSモールで「++A&T(プラプラット)05 」のワークショップ成果展。※詳細はリンク先からどうぞ。

これまたロボットアームというテクノロジーを使って、WS参加者4人が1チームで(へなちょこ)ロボット(=syn体)の足となり、「歩く」という超基本的な行為をドッタンバッタン取り組むという…。syn体、私も動かしたい…。

《たたない塔》やsyn体が自分的に響いたのは、

テクノロジーって基本的に効率性や利便性のために使用されるものだけど、実はそれだけじゃなくて、もっと原初的で弱々しい行為だったり、ぶつかり合わないと成立しないような汗臭い関係性を生むようなことだったりにも使われていいんじゃないか。

という感じがあったからかも。

SCARTS × SIAFラボ「Backstage Pass to SCARTS / ONLINE」ダイジェスト動画も面白いので、合わせてどうぞ。

作品の技術面を知りたい人は、SIAFラボのアートエンジニアリング動画もおすすめ。

ちなみに

3会場回ってアンケートにも答えたので、マグネットとステッカーもゲット。

ステッカーかわいい。

あともう一つ、全然話変わりますけど、

上の写真撮ったMORIHICO. 藝術劇場で「モルトウィスキー・バレルエイジド」というスペシャリティコーヒーを初めて飲みました。

「スマトラ式で仕上げた生豆を、モルトウイスキーに使用した空のオーク樽で一定期間エイジング」した珍しいコーヒーとのことで、香りが本当にウイスキーのそれで、ホワーッとなりつつ。いろんな豆があるものですねえ。

この後に見た札幌爆音映画祭については、また次の投稿で!

(編)

 

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