月曜日は、レクチャー「二つのビエンナーレを通して現代アートの最先端を探る」を聞きにギャラリー門馬へ。
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講師は美術評論家の市原研太郎さん
ソーシャリー・エンゲージド・アートの話題になったときに、会場から出た「そういった作品の価値判断(優劣だったかな?)は、どのようにするのか」みたいな質問に対して
「基本的に優劣はつけたくないけれど」と前置きした上で、評価の観点は二つあると。
一つ目は有効性(目的をどの程度達することができたか)。
そして、その機能性を美学と紐づける考え(そこに美学を発見していく作業)が必要、とのことで。
レクチャー後にソーシャリー・エンゲージド・アートとソーシャル・ワークとの違いってあるんですか?みたいなことを聞いてみたら、市原さん曰く「やってる側が、どう思ってるかじゃないの」とのことでした。
やっている側がアートなのか社会活動なのかを決めればいい、みたいな。
ただ、その活動を外の人が「アート」なのかどうかを判断するときに、やっぱり「新しい美学」が必要になるのでは、というお話でした。
なるほどー。
ちょうど先週から取り組んでいた原稿仕事の中にも「美の構造変動」という言葉が出てきていて、美学の変化について考えていたときだったので、
この辺のトピックは結構興味深い。
とりあえずは、スタートラインに立つのに『分析美学入門』をチビチビ読み始めつつ。
ちなみに、先週から取り組んでいた原稿(某フォーラムを記録集用に編集する作業)は、本当に勉強になる内容でした。
(膨大な量を一週間でまとめないといけなかったので、結構大変だったけど)
こちら発行されたら、ここでもお知らせしまーす。
(編)

 

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