9月に札幌公演を行う範宙遊泳。
(持ってくるのはこの↓『幼女X』ともう一本。)
の、ワークショップがPATOSであるというので、見学に行ってきました。
札幌公演は『ジユウダイ!』でも紹介したかったので、WS開始前に少しだけ取材の時間ももらいつつ。(紹介記事は後日アップしまーす)
WSのテーマは、「演劇をする上で日常とは何だ」。
日常には「公的」と「私的」という2つの状態があって、公的100%〜私的100%の間を行ったり来たりしているわけですが、この状態を「身体」から知ろう、というもの。
これ、とても興味深かったです。思わず私も「自分にとって公的100%の状態って何だろう?」とか考えちゃったもんな。
そういうときの身体の状態と私的な状況における身体の状態、というものに、意識を向けること自体が初めてだったから、
「役者さんは、いつもこんな面白いことを考えたり実践したりしているのかー」と。
会場には「札幌演劇シーズン2015夏」での『12人の怒れる男』の上演を控えた小島達子さん(本作のプロデューサー)も見学に来ていて、ジユウダイ!の参加者募集中で紹介できそうなネタも教えてもらいつつ。(後日アップします)
『12人の怒れる男』はニューヨークの法廷が舞台で、父親殺しの罪に問われた少年が全陪審員一致で有罪になりそうだったところに、ひとりの陪審員が無罪を主張。
そこから白熱した議論を重ね、少しずつ状況が変化していく…という話なのですけども、
今日の平和安全特別委員会の配信を見ていて(リンク先で録画が見れます)、『12人の怒れる男』でいうところの、有罪判決に疑念を抱く陪審員8番のような人は与党側に存在しなかったし(そんなドラマチックなことはなさそうだけど)、委員長はあっさり少数派の意見をつぶしてしまったし、
現実ってのはひどいなあ。
それにしても、「人の意見に耳を貸さない」とか「自分に都合の良い声だけを聞きたい」とか、大なり小なり誰しも持っている(けれど、それだけでやっていける環境はそうそうない)性質、
が
なんの歯止めもなく全開になっている安倍さんの答弁の様子を見て、
これがそのまま通る前例ができてしまったら、さらに世の中が幼児化しちゃうんじゃないかなーと憂鬱な気分に。
「解釈」という名の下に言葉を都合よく変質させたり、変わっているものを「変わっていない」と言ったり、まるきり「言葉」が軽視されていて、
ゆえに議論そのものも軽視されていることに、
私は抗議したい。
そういう抗議を表明するのも、やっぱりデモ参加なのかな。
デモ参加は公的100%かな。
ここでこれまでの議事録を読んで、暗澹たる気持ちになってきた
(編)
※追記:現在4日目の議事録まで進みましたが、ちょっと視点が変わる質疑応答が展開していて、頭の中がグルグルしております。
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