日曜日は、浦河から帰ってきてから、中島ノブユキ『散りゆく花』コンサートツアー@PROVOへ。

アルバムではピアノ、ギター、バンドネオン、オーボエ、弦楽三重奏、コントラバスによる八重奏ですが、この日は中島ノブユキさん(ピアノ)とバンドネオン奏者の北村聡さんによる演奏。
当初ステージからやや離れた席に座っていたのだけど、PROVOの龍太さんから「(空いている)最前列の席の方が絶対いいよ」と言われて、2部からは最前列で。
実際、最前列で聴いた方が断然よかったです。音だけじゃなく集中力も飛んでくる範囲というか、一緒に呑まれる感じというか、こちらも俄然集中して聴いたもんな。
映画『スパルタカス』の「愛のテーマ」を演奏された時は、心の中で悶えました。
それにしても、バンドネオン奏者の北村聡さん。空気を切り裂くように入ってくるときの音の鋭さも、もちろん「おお!」となるのだけど、
もっと印象的だったのは、バンドネオンの音が静かに入ってくるときで。
何というか、ドアの下からうっすらともれる明かりのような入り方というか、静かなのだけど、思わず耳を向けてしまう「気配」のある音。
抑えた音や動きで人を集中させるのって、すごいなあ。(と、踊りや演劇や、はたまた乗馬の技術にまで思いを馳せつつ、そのどれにも同じことが言えるなあと思う。)
コンサート終了後は、PROVOで開催中だったMao Simmons展を鑑賞。
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一枚購入しましたよ。
あとは、3110音頭のアッコさんにもご挨拶できてよかったです。MOMENT FESも、来年は行ってみたいな。
ここから少し話はずれるのですが、
4日間馬と過ごしたあとに、こうやって素敵な音楽を聴く時間もあって、しみじみ自分には自然と都市文化の両方が必要だなと。
札幌はそのどちらにも手が届きやすいところが素晴らしいと思うし、都市文化の部分はやっぱり、PROVOやアッコさんみたいに各ジャンルで情熱を持った人たちがいてくれるからこそ味わえるのであって。
そういう人たちの存在は、貴重だなと改めて。
ちなみに、自然と芸術は遠いことのように感じていたけど、人を魅了する部分は、何か同じもののように感じるなあ、と日曜の夜にぼんやり思った次第です。
(編)

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