8% åtta project×札幌オオドオリ大学『任期のこり25日 「市長」の遺言』を聞きに、AGT(あじと)へ。
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100名近い参加者は、10代1人、20代もいい感じで手が挙がってました、30代〜40代が割合としてはやや多かったかな?、上は60代まで。
以下、なかなかの長文ですがお付き合いください。
まず「市長はどんな仕事をしているの?」ってことで、上田市長の分刻みのスケジュールを拝見。それを見て猪熊さんが「お昼はいつ食べているのですか?」と聞くと、上田市長、「朝と夜しか食べないんです」とな。
「なのに、こんな形(体型)なんです。燃費がいいと言われてます」って…笑。きっとこのネタで、あらゆる会場の雰囲気をほぐしてきたに違いない。
お次は、上田市長による12年間の市政について。
力を入れたのは、何と言っても「市民参加」。なぜかというと、札幌にはモエレ沼公園やkitaraなど世界に誇れる建築物があるけれど、「その建築物ができるときに、意見を聞かれたことがなかった」から。
ゆえに、自分たちでつくったという実感が生まれない。
与えられるのではなく、自分たちでつくっていくという意識を持てることが大事。
なので、地下歩行空間をつくるときは、ワールドカフェ形式(だったかな?)で市民がそれについて意見を言うことができる機会を提供したそうな。
「それに実際に参加するかどうかは別として、意見が言える、という可能性と手法を提起することが大事」という言葉には、強く共感。
これって、あらゆることに言えるような。参加人数や利用率がどんなに少なくても、「ある」ということは、「ない」のとは全然違う。(改善は必要だとしても。)
PMFについて書いたエントリーでも触れましたが、「興味を持つ、自ら学ぶ」スタート時期に違いはあっても、場があって参加の道が開かれている限り、「遅かった」ということは絶対ないわけで。
それは、この「8% åtta project」にも言えるなあと思います。実際に目に見える変化がすぐに現れなかったとしても、こういう活動が「ない」のとは全然違う。
話戻り。
お次は「ピンチってありましたか?」。
「鈍感なので、ピンチと感じたことはないのですけど」という前置きがありつつ挙がったのは、平成25年第3回定例市議会において1票差で否決された「札幌市公契約条例」。※市のHPに経過等が掲載されております。こちらからどうぞ。
ここから議員のあり方についての話題になるのですが、それぞれ選出母体が異なっても、「社会のあるべき姿に合意できるのが一番望ましい」と。
あるべき姿とは、企業にとって良いことではなく、社会全体のためになること。
そのためには、ときには支持者の説得も必要になるわけですが、これって実際に現状はどうなのかな?議員の活動とか、全然意識したことなかったもんなー。
まずは今度、市議会の傍聴に行ってみよう。
その流れで、「一票で何が変わるの?」という話題へ。
上田市長曰く、「実感としてはそうかもしれないけど、みんながそうだったら何も変わらない。有権者がそう感じないように、政治家(市長や議員とか)がどう行動するか」。
なにはともあれ、いかんせん接点がなさすぎるので、もう少し自分であれこれ足を運んで勉強したい。
お次は会場からの質問で出てきた、北海道の中の札幌について。
この辺ちょっとメモが足りず、おぼろげなのですけど、札幌の都市機能が成熟する過程には国からのお金も使われていて、それはつまり全国の人たちの税金の一部が使われているということで、
それは札幌市民のためだけではなく、北海道民のため、というのがあった。
だから、札幌が北海道のために何ができるかという意識を持って、きちんと都市計画を立てなければならない。というようなことを話していたような。
で、上田市長は幕別出身なのですが、「幕別から見て、札幌はなんの頼りにもならない街だった」そうな。道内の他の地域にとっては、札幌と何かを一緒にやると「吸い取られるんじゃないか、自分たちの利益のためじゃないか」という意識がどうしてもあるので、札幌はそれを乗り越えていかないといけない、とのこと。
札幌が北海道のために何ができるか、という取り組みの実現例が、HUGマートオータムフェストなのですね。
次の質問は、札幌が抱える課題について。
この辺で疲れてきてさらにメモがないので、一言で言うと「超高齢化社会」。
そして最後の遺言?として、「成熟した都市として持続可能な発展は文化だと思うので(←言い方はちょっと違ったかも)、これからは文化・芸術と、あとやはり市民参加を発展させてほしい」とのことでした。
今回のって、あとで動画のアーカイブは公開になるのかな?公開になったら、ここにも貼っておきますね。
この授業に参加して、なるほどなあとしみじみ思ったけど、実際はこれまでにも同じようなことをきっと発信しているわけで、それに対して自分が「聞く耳を持っていなかった」んだろうなあ。
あるいは、どこかで文章を目にしていても「読む目を持っていなかった」とか。
何というか、「政治」に対するこの拒絶反応は、いつから、なぜ、自分の中に育ったのか…謎です。触れると一気に自分がダサくなるような感じ(しかし、世界的に見ると、その感じを抱くことこそが最高にダサい)。
まあ、謎に染み付いたイメージはあるとしても、30も後半となった今となっては、そんなことより興味が勝っている。
さらに、先日のVote for Sapporoとか昨夜の雰囲気とか、関わる人によってダサいイメージはおおいに覆される。(ちなみに、Vote for Sapporoのところに貼った青年会議所主催の討論会は全然ワクワクしない。)
でもやっぱり、直接話を聞く機会があるのが一番ですね。立候補する人たちは、ざっくばらんとした話をすると、さすがに魅力的ですし。親近感わきますし。
それだと、投票に行ってみようかなーという気にもなるのでは。
投票日は4/12(日)。期日前投票とか投票所など、詳細については市の選挙についてのページからどうぞ。少し前にポストに投函されているはずの、選挙公報も見てみてね。
ちなみに、これは自分であれこれ検討した結果なのですけど、市長はやっぱり秋元さんになってほしいなあ。
シアターキノの中島洋さんがFBに書いておりましたが、知事は、脱原発を佐藤のりゆきさんにがんばってほしいなあ。
選挙結果、どうなるのでしょうねえ。
(編)
 
 
 
 
 

 

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