今年もTGR(札幌劇場祭)が開幕。
ということで、土曜日は自給の森のあとに座・れらカモメに飛ぶことを教えた猫』を見にやまびこ座へ。
卵を産んで死んでしまった母カモメを見送るために街中の猫が港(だったかな?)に集まるシーンは、出演者の多さが活かされていてワクワクするものがあったし、
幼いカモメが成長するシーンや最後に飛び立つシーンは、シンプルなのだけど美しく、
やまびこ座でこの作品を見た子どもたちの記憶の片隅に、きっと残るだろうなーと思うものでありました。
こういうシーンに出会ったときに、劇場で劇を見る良さをしみじみ感じるな。
あと、やまびこ座で彼らが公演をするときの作品チョイスも、自分的に「へー」となります。世の中には名作絵本とか、名作児童小説とか、自分の知らない優れた読み物がまだまだたくさんあるのだろうな。
そういうものと出会わせてくれる人形劇や児童劇は、子どものためだけのものではないなと改めて思った次第です。
欲を言うと、座・れらならもっと完成度を高められたのでは、という思いも少し。
やっぱり2012年のTGRで見た『不知火の燃ゆ』のイメージが鮮烈なんだな、自分には。
(編)
 
 
 
 
 

 

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