昨夜は、プラハを拠点に世界中で活躍されている人形劇師・沢則行さんの新作公開記念トークへ。
人形(あるいはモノ)も、それを操る沢さんも役を演じるスタイルで、「フィギュアアート・シアター」と呼ばれています。
※国際交流基金のサイトに掲載されている、沢さんのロングインタビュー『人形劇の新しいムーブメントである「フィギュア・シアター」で独自の世界を切り開くパフォーマー沢則行の感性とは?』も要チェックです。
その沢さんの新作『OKHOTSK(オホーツク)〜終わりの楽園〜』が、来年3/9(土)-3/10(日)に札幌市教育文化会館で上演されますよ!(詳細はこちら)
※(追記)2013年2月に公開した『ジユウダイ!』というサイトで、本作について特集しました。ぜひご覧ください。
↑この人形も昨日お披露目されたのですが、上の『かぐや』と同じく等身大です。
昨年、沢さんが講師を務めたFAT!Sのワークショップ最終公演などはありましたが、自身の作品を札幌で上演するのは、ずいぶん久しぶりなのではないかしら。
とても美しい人形以外、無駄な要素を極力削ぎ落とした中で、観客のイマジネーションをどんどん触発していく彼の表現や発想は、何らかの表現に携わっている方々にとっても得るものが多いのではないでしょうか。
もちろん、そんな難しいことを考えずとも、あっという間に作品世界へさらわれること間違いなし。(初めて見たとき、自分がそうでした)
ぜひ、今から来年の手帳に記入しておいてくださいませ。(チケットは本日から発売中)
以下、教文HPの作品紹介よりコピペ
——————————
遠い昔、彼らは北の海を渡り、ようよう大きな島にたどり着いた。
たくみに銛(もり)をあやつり、海獣を仕留める。
森ではヒグマを狩り、ワインを醸造し、美しく自由な彫刻を削り出す。
首の折れた女神、笑うクマ、蛙の文様…
そして仲間が死ぬとその身体を折り曲げ、なぜか頭に大きな壷を載せて葬った。
とても豪胆、なんだか繊細。
島の海岸線で比類のない文明を築いた彼らは、
やがてどこかへ忽然と姿を消し、楽園は唐突に終わりを告げる。
…それから千五百年。残された滅びの骨がゆらゆら蘇るとき。
「今」に迷うぼくたちに、もう一度新しい航路を示すために。
——————————
ちなみに本作では、あしり座の矢吹さんも舞台に立つそうで。
矢吹さん。
お会いしたことはないのですけど、ツイッターを拝見しましたら、人形劇団野良犬やチーム馬車馬にも所属されているのですね。
あしり座もこの二つの劇団も、最近人形劇に興味津々な自分のリサーチで、複数の方から挙がっていた名前でして。
矢吹さん、要チェックなお方でございます。
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