先週末のことになりますが、シアターZOOで札幌座の『デイヴィッド・コパフィールド』を見てまいりました。

チャールズ・ディケンズの有名な小説(全64章・文庫4巻)を戯曲に構成し、ぎゅっと2時間に凝縮。
原作を読んだことのない自分にとっては、次から次へと登場する人物を眺めているだけで楽しかった感あり。
ちなみに、一番感心したのは舞台美術です。
なぜかというと、このシアターZOO、
数日前に上演された劇団千年王國の『火盗人』では洞窟という設定で、その後に上演された赤星マサノリ×坂口修一 二人芝居『貧乏ネ申』ではアパートの一部屋、だったのです。
ところが、作家の半生を描いた本作では、舞台上に様々な場所や人物(総勢20名の役者さんが一人何役もこなすという、登場人物の多さ!)が立ち替り入れ替り現れます。
この規模感の違い、伝わりますでしょうか?
そんなに広いわけでもない舞台で、たくさんの場面転換や人物の流れを、いかにテンポ良く、単調にならないように見せるか。
という点で、あの舞台美術は実に工夫されていたなあ、と。もちろん、演出も。
個人的には、低い位置にある窓が何なのかずっと気になっていて、そこが暖炉になったときに、「おお。」と拍手したい気持ちになりました。
舞台って、ホント発想力が問われるなあ、と改めて。
残りの公演は、本日(3日)19:00〜
4日(火)19:00〜
5日(水)14:00〜
です。予約などはこちらからどうぞ。
(編)

 

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