見てまいりました。札幌座の『アンダンテ・カンタービレ』。
市町村合併に揺れる北海道の田舎町で、秋の町民文化祭に向けて練習に励む小さな合唱団のお話。
冒頭から、ロシア民謡「ポリュシカポーレ」の合唱にやられました。
※ポリュシカポーレとは↓こんな曲。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=IFgfrCiy6fA[/youtube]
これの斎藤歩さんが作詞・編曲したバージョンが歌われるのですけども、これがすごくいい。
合唱って、普段あまり聴く機会のない人がほとんどだと思うのですが、歌声の重なる美しさは、琴線に触れるものがあるなあ、と。
そして「そうか。合唱団のお話だから、実際にこうやって歌うのか!」と遅すぎる気づきがあったのでした…皆さん知ってました?この作品では、何曲も合唱が楽しめるのですよ。
合唱しつつも、そこに集まる人たちの人間模様や、「あるある」とうれしくなるような可笑しさ(イッセー尾形さんの舞台を思い出しました)に、しみじみ。
特に、フライヤーにも掲載されている「何でこんな田舎で暮らして、歌ってんのよ」という台詞が出てくるシーン。
この字面だけで何となくイメージしていたものがあったのですが、そんな予想とは全く違う、とても胸を打つシーンでした。
本番直前の練習で歌うチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」も、曲のみならず、その歌詞が涙腺を直撃し
※アンダンテ・カンタービレとは↓こんな曲。
最後のポリュシカポーレに泣き笑いでした。
「チャイナに行っチャイナ」は結局変えなかったのだなあ。
とか。
フライヤーに掲載されている、昨年公演時のアンケートに寄せられた感想のうち、「映像で観るより、実際に劇場に来て観るべきだなと本当に思えた作品でした。」という言葉に心底共感。
何と言っても、斎藤歩さんの作詞が光る5曲の合唱は、この公演でしか聴けません。
残りは、今日から28日(土)までと、8/14(火)、8/15(水)、8/18(土)です。時間等詳細はこちらをどうぞ。
昨夜は思わずツイートでもこぼしてしまいましたが、演劇シーズンこそ、リピーター割引導入してくれたらうれしいのに…
と、思うくらい、
何度も見てみたい(聴いてみたい)と思える作品でした。
いやホント素晴らしかった!!!
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