6/30〜7/6まで、NDTの高崎公演&横浜公演目当てで、高崎&東京に滞在しております。(東京には7/1から)

平日はもっぱら午前中に仕事して、午後から展覧会を見に出かける日々なもので、早速滞在中に見た展覧会を。

まずは東京国立博物館で内藤礼『生まれておいで 生きておいで』。

撮影不可だったので、美術手帖の展覧会レポートをどうぞ。

内藤さんの作品は豊島美術館以来でしたが、本展もひそやかな感じが好きだったなー。

東京国立博物館自体も行くのが初めてだったので、駆け足だけど展示もザッと見つつ。衣装系にはやっぱり見入ってしまう。

こちらは根付コレクションの狐僧。

可愛い。

翌日は、開館時間をほぼほぼ使って四つの展覧会を鑑賞した東京都現代美術館。

まずはホー・ツーニェン「エージェントのA」

一見だと難解で、後追いしがいのある作品の数々。3時間いたけど見れなかったのが3作あって、17時〜の回に見ようかとも思ったのですが、美術館に7時間いたせいで身体が芯から冷え切ってしまったもので、コンプリートは断念しました…。

お次は「翻訳できないわたしの言葉」

第一言語や第二言語のこと、在留外国人や手話のこと、北海道のセトラー・コロニアリズムとアイヌのこと。というように、普段積極的に情報に触れに行っている関心ごとと一致するテーマだったこともあって、いろいろ思いながら各作品を眺めつつ。

マユンさんと田村かのこさんのインタビュー動画は、自身の特権性をどう使うかというところが本当に珠玉のやりとりで、涙腺が緩んでしまった

マユンさんの部屋も思った以上に部屋で、ベッドの上で5人がボードゲームをしていたのだけど、

自分も友人としてそこにいるような感覚を覚えるリラックス空間で良かったです。

お次はサエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING YOU」/津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」。

サエボーグさんはフランクフルトで『Super Farm』を見て以来。本展ではサエドッグがステージ上に現れるのですが

サエドッグを見たときに自分の中に沸き起こった、何とも形容し難い(マイナスかプラスかと言えば多分マイナス側の類の)感情にいたたまれなくなり、結構すぐに会場を後にしてしまった次第…。

無邪気に楽しめない複雑さという意味で、『Super Farm』よりさらにパワーアップしているのでは…。

津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」では、性別や年齢、国籍や言語もさまざまな12名の俳優が、映像ごとに子、父、母を入れ替えて演じる《カメラさん、こんにちは》がとても好きでした。

今日は「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」を森美術館で。


格好良かったな〜

MAMコレクションのグエン・チン・ティや、MAMスクリーン019で上映されていた「1980~1990年代、台湾ビデオ・アートの黎明期」5作品も楽しかったです。

東京は連日蒸し暑いけれど、美術館で冷え切った後の身体には心地良く、お宿に帰るまでに冷えから回復して〜という感じでした。

明日はNDTの横浜公演だ〜

(編)

 

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