本日は劇団アルテミス『A fun night out 8+』をCapitol Theaterで。

(Capitol Theater、愛らしい雰囲気の劇場でした。元シナゴーグだった建物とな。)

あいちトリエンナーレ2019で初観劇して、すっかりファンになった劇団アルテミスの新作ということで、

詳細を見ないでチケットを買っていたのですが、ドイツ語上演の英語字幕なしでした。がくっ!

とはいえ、状況だけでも結構笑えるし、何となく内容を想像できる会話も多少あったのですけども。

煌びやかなミュージカルが上演されている舞台裏のスタッフ3名(舞台監督の女性?、ヘッドライトをつけている彼はなんだろう?照明さん?、あと衣裳)が、期せずして舞台で踊ったり、上演を継続するために奮闘したり(途中出てきた3名の男女の役どころがわからず)、ずっと否定していた本来の自分を受け入れてニーハイブーツを履いて登場してみたり。

ぐらいしかわからない…涙。

あらすじを詳しく紹介している記事どこかにないかなーと探してみたけど、お披露目が始まったばかりっぽくて、現段階では見つけられず。後日また探してみよう。

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★7/12追記:オランダ語のレビューを見つけて読んでみたところ、上の「途中出てきた3名の男女」は恥ずかしや悲しみ、恐怖といった「感情」を表していたのだそうな。なんと〜。

レビューの中ですごく素敵だと思った箇所は、「3人がふと無防備になった瞬間に、舞台上の美しさに思わず胸を打たれてしまったために、自身の中に封印していた感情を呼び起こしてしまった」という部分。

そして、感情そのものに良いも悪いもなく、その感情に向き合った当人がそれをどう受け止めるかで感情の扱いが変わると指摘していて、

劇中で3人は自身に沸き起こった感情を何とか制圧しようと、半ばパニック状態のように(会場内の子どもたちに手伝ってもらいながら)感情が入り込むドアを開けないようにする。

でも、最終的にその感情に向き合うことを決意したとき、1人、また1人と美しい舞台の世界に混じっていって、最後まで頑なだった衣裳の彼も本来の自分を受け入れてニーハイブーツを履いて登場するのだな〜。

歌はウィスパリングで歌われるため甘くて優しい雰囲気を醸し出すのだけど、それと相まって美しく温かな結末を迎えるのでした。


(↓以下は最初に書いたままの続き。)

ドイツ語がわかる他の観客の皆さんが羨ましい〜。

※フランクフルト滞在のブログはこちらにまとまってます。

(編)

 

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