2/7(金)〜2/9(日)に中島児童会館&こぐま座前の広場で上演される『冬の野外人形劇 マルシュカと12の月』
の製作ボランティアをしてきました。
初日。
↑地味に東欧ツアー以来の黒川絵里奈さん。お久しぶりです〜。(ちなみに奥にいるのは沢さん。)
つい絵里奈さんの防毒マスクに目が行った自分ですが、めっちゃ使うボンド対策だそうです。確かにあれ吸い続けると具合悪くなりますもんね。コロナ&インフル対策…?と思ったら違いました。
あしり座の宮川さんも、東欧ツアー以来。
(あしり座といえば、3/7(土)、3/8(日)に『大黒屋光太夫ロシア漂流記』の通し上演が控えておりますよ!大作!)
宮川さんから先日のサンクトペテルブルグ公演のお話などを聞きつつ、私も1時間ほど作業。塗り塗り。
合間に、衣装合わせの様子もちらりと拝見。
手前のお方は「人形劇の衣装といえば」の安尻さん。act28号でも特集しておりますので、ぜひご覧ください。
この日は夜から稽古とのことで、せっかくなのでそちらも見学して終了。
で、2日目(今日)。
これまた東欧ツアー以来の中川さん(左)。お久しぶりです〜。今日はいろいろなボランティアさんが参加していて楽しかったなー。
今日もひたすら色塗り作業でしたが、「ひたすら無心に塗る」というのが、原稿書きや書類作成仕事の合間のリフレッシュになって良い。人と話せるし。
で、なぜそんなに塗る作業が多いかというと、めっちゃ色を重ねていくんですよ。1回塗って終わりじゃないのね〜。
↑これだってまだまだ途中段階。こぐま座のFBに現段階で映り込んでいる小道具は、全然最終形じゃないんですよ!(今日1つ2つ完成形の被り物を見たけど、めっちゃ良い雰囲気だった。)
今回、初めて沢さん作品の小道具製作の場を垣間見ることになったのですが、最終的にほとんど見えない(チラリとは見える)色の重なりが、沢さん美術が持つ物語性というか奥行きを支えてるんだなあ。
という発見が、自分的ハイライトでした。
沢さんにアレコレ質問できたのも嬉しい。
で、絵画的な魅力のある沢さんの人形美術を間近で見ると、つい考えてしまうのが。
以前『日本の人形劇』を読んだとき、1920年代に「新しい試みに挑む演劇、美術、文学などの分野のアーティストによる人形劇」が盛んにつくられたことを知って、このムーブメントがまた起こってくれたらいいのになーと思ったりもしたのですが、
改めて
色や造形美へのこだわりと、確かな俳優としての演技とぶっ飛んだ脚本を携えて、やまびこ座の人形劇講座の門を叩くアーティストなんて現れてくれないものか。
こう、各自の探究心の発露の場として、札幌のアーティストに「人形劇」を発見してほしいというか…見たいなあ、そんな作品!
という妄想はさておき、
来週もボランティア体験してこようと思いまっす。来週末は本番!
追記:2/4に引き続き小道具の塗り作業をしてきました。
筆で何かを描くってことが全く身体化されてないから、一見シンプルな塗りや図形の配置(構成)が自分には難しくて、めっちゃ没頭。
本当は氷が砕けたようなリズミカルな模様にしたいのに、技術不足が激しすぎて全くイメージを出せない悲しさ…。頭も腕も固いです、自分。
この日は安尻さんたちと、ミシン話もちょっとだけ。
上の写真はこぐま座のミシン(BROTHER)で、私からするとなかなかのハイテクぶり。自動で糸切ってくれるとか。
そのままマイミシンについて話題が移り(ちなみに私はSINGER)、安尻さんが「私はJUKI」と言った時の周囲の「やっぱJUKIいいですよねー!」という盛り上がりが楽しい…。そうなんですねえ。
ここの製作ボランティアは楽しいです。来年度は皆さんもぜひ〜。
※公演の様子については、こちらからどうぞ。
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