昨夜の『観世と金剛、何が違う? 二流派による舞くらべ』@教文。
観ながら「私は金剛流が好きだなあ」なんて思っていたのですけど、こんな感想を抱けること自体が何だかすごい。素晴らしい企画ですね。
能、面白いっす。
前半のみ、sapporo6hさんがust中継しておりましたよ。こちら↓は休憩中の様子。
後半は、何と狂言師の茂山正邦さんも飛び込み参加。能の二流派+狂言(大蔵流)の違いまでレクチャーして頂き、大満足。
アーカイブ(前半50分)がこちらにありますので、ご覧になってみてください。「おっ」と思った方は、本日18:30からの公演もぜひ。
それにしても、6h。こうやって実のあるコンテンツをしっかりと残していくのって、とても意義あることだなあと。うむ。
その後、『トウジローのどれどれおじさんが読んであげよう』を観るため、ATTICへ移動。
↓開場直後のトウジローさん。
受付で、アイマスクが支給されまして、「係の者の指示があった場合、速やかにお付けください」と。
始まる前から準備万端の人たち。
で、本編。
今までとまたガラリと趣向を変えて、「聴覚」を研ぎすますような演出で。アイマスク、かなり重要な小道具でした。
これまでもかなり想像力を駆使する感じの読み聞かせでしたが、今回視覚を奪われたことで、より活き活きと物語のシーンが立ち現れるといいますか。
またマスクを外した瞬間のまぶしい感覚などが、うまく話の進行とリンクしているのです。うーん、やるなあ、黒田さん。
物語が全て終わったあと、しばらく会場の全員がアイマスクをつけたまま待つ時間があったのですが、個人的にこのまま関係者なんかは撤収してしまって、「何かおかしいぞ?」と観客自身が気づくまで放置されたりしたら楽しいなあ、と思いつつ。
そこはきちんとベルがなって、「終わり」がはっきり提示される優しい処置でしたけどね。
そのくらい人を食った感じの演出も、ちょっと体験してみたいなあ。
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