リエカ2日目
は、9:30からの公演を目指して、いざRijeka City Puppet Theaterへ。午前中は晴れ!
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一番上はランドマークの時計塔。お宿のアパートメントは時計塔の裏手にあるので、良い目印。
人形劇場は、時計塔から街の西の方へのんびり歩いて15分くらいで到着。左下の入口ね。
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チケットも可愛い。(間違って渡されたチケットだったようで、あとでフェスティバル用のチケットと交換になった。)
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Rijeka City Puppet Theaterは、雰囲気的にもキャパ的にも、こぐま座チック。
一本目は、ドイツからやってきたThalias Kompagnons“Glina, igra i ostale majmunarije”

英語→クロアチア語通訳の上演です。
粘土による人形劇って、自分的に新鮮。途切れることなく形を変えていく粘土ならではのマジカルな物語展開が、とても気持ち良かったです。作品的にも「トランスフォーム」はキーワードだそうで、繰り返される破壊と再生がテーマになっているそうな。
会場の子どもたちもノリノリで、音楽がかかると手拍子。アーティストと子どもたちでつくるグルーヴ、素晴らしいな!
終演後、出演していたJoachim Torbahnさんとしばしお話。本作は、通常は多くても16人くらいの子どもたちを対象に、粘土の周りを囲むように座ってもらって上演する(Torbahnさん曰く「とても親密な」)作品だそうで、今回のような舞台と客席、みたいなスタイルは本来の形ではないらしい。
人形を使ったレパートリーももちろんありますが、Torbahnさんは元々彫刻を学んだアーティストなので、今回の作品はより自身のルーツに根ざした作品でもあるとのこと。
Thalias Kompagnons、来年の(多分)5月に日本に来るそうで、見に行きたいな〜。
で、劇場から再び時計塔の方を目指して歩いて
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北部にある海洋歴史博物館へ。
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常設展示のほか、企画展でRijeka2020のプレ展示が開催中。イタリアの軍司令官でファシスト的なイデオロギーの持ち主であったGabriele D’Annunzioについて、いかに彼がリエカの大人(主に女性)を魅了したか、プラス、占領中に彼を追いかけてリエカ入りしたイタリア人女性や、兵士の妻たちなどで、リエカには女性があふれたこと。そしてイタリア人女性は、イタリアでは味わえない自由な雰囲気をリエカで満喫したことなどを紹介。(反面、突如増えた人口に食料が追いつかず、リエカの街には飢えた子どもたちがあふれた。)
リエカ自体がイタリアから「女性」に例えられたそうで、その辺を考察する展覧会とのことですが、印象としてはGabriele D’Annunzioがモテ男だったのね〜、という感じでしょうか。
で、良い雰囲気のお店が集まった小さな広場を抜けて
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立派な図書館を横目に
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港横の賑わうマーケットを抜けて
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ランチはThe New York Timesの記事で見つけたKonoba Fiumeへ。写真撮り忘れましたが、良いお店でした。残りの昼夜2回の食事のどこかで再訪するか、新しいスポットに行くか、迷いどころ。
そして店を出たら、迫る雨雲。
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この後、ポツポツと雨が振り始める中、急いで再び西側にある鉄道駅方面へ。
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↑踏切の信号がめっちゃ赤だけど、住民は普通に渡って行く図。
Museum of Modern and Contemporary Artは、格好良い佇まい。レジデンス・プログラムもあるみたいですよ。
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今回の企画展が開館から4つ目なのか、シリーズとして4つ目なのかがちょっと判別できなかったけど、建物的には割と出来立てホヤホヤ感。
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外観だけじゃなく、中も格好良かったっす。札幌にはないよ!
We’re not like them“というタイトルの本展は、移民をめぐるリサーチ&制作による「RISK CHANGE」というシリーズの一環で、これまで連続して開催してきたシリーズの4回目とな。
バルカン半島を中心に、紛争地帯を扱った作品、または紛争地帯出身のアーティストによる作品がラインナップ。映像作品は字幕がクロアチア語で、音声は英語じゃないものが多かったので、パンフレットから内容を把握するしかなかったけど、面白かったなー。
あと、Fotini Gousetiによる自身のウエディング・パーティーの様子を撮った映像作品(2014年作)の中で、「ん?」という出で立ちで良い感じの音楽を演奏していたバンド、解説を読んだら”Japanese-Roma music band”という記述が。
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へーと思って調べたら、Pyramidosというバンドでした。

2014年にバルカンライブツアーに行ってるので、その時に撮られたのかしら。どおいう経緯で作家の結婚パーティーで演奏することになったのか、気になります。
展覧会を見ている間は豪雨みたいだったけど、見終わって外に出たら止んでて嬉しい。
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夜は再び人形劇場で、もう一本。
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見たのはこちら

クロアチア語での上演だったので内容は想像しつつ。主人公の少年の両親も出てくるのだけど、夫婦の会話のシーンで大人の観客がしょっ中笑っていたのが気になる…!子を持つ夫婦のあるある的な会話だったのかしら。
こちら↓は、帰り道に見つけたミニシアター系の映画館
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日本映画の特集も。
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夜ご飯はお宿のオーナーお勧め、近所のイタリアンで。
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ニョッキとサラダを注文しようとした私に「Everything is big!」と店員の方が「二つは多いよ!」と忠告した通り、一皿がビッグでした。ニョッキとミニサラダで満腹。
帰宅後は速攻就寝。
今日は時差ボケで4時頃に目覚めてしまって、午前中に控えたアポイントメント2件で話す内容とかを考えてしまうと全然二度寝できず、結局起きてこれを書いてます。今6時…。
全部終わってスッキリした頭で、午後に昼寝しようかなー。
(編)

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