やってきました、あいちトリエンナーレ。
前回に引き続き、お宿は円頓寺商店街の中にあるなごのや(前回は西アサヒという名前だった)。お部屋は別館の方だったけど。
着いて知ったけど、今回は円頓寺エリアも展示会場になってたのですね。ということで、1日目は四間道・円頓寺エリアをのんびりと見て回りました。
道路に自分の名前を勝手につけてしまった葛宇路(グゥ・ユルー)、好きだ…
こちらは岩崎貴宏さん。
会場になってた伊藤邸も素晴らしいお屋敷で。
「わー」と思って写真撮れなかったけど、同会場の津田道子さんの作品も、驚きを持って見続けられる鋭い空間。いやホント「ソリッド」って言葉が一番しっくりくるな。
ズシンと心に乗っかってきたのは、まずはキュンチョメの《声枯れるまで》。
映像に登場するのはトランスジェンダーやクィアの人たちで、元々の親が名付けてくれた男性・女性名から、より自分にフィットする名前へと変更するに至る、それぞれの背景や心境、元々の名前に対する気持ちなどが語られ。
最後に、今、やっと本来の自分を生きていることを刻むように、名前をひたすら叫ぶんですよね。
「名付けること」に込められた親の思いに自然と想像が膨らんだり、でもそれに縛られてしまったり。名前を変えることで父親、母親との関係性がどう変化したか(あるいはどう変化しなかったか)とか、人によって本当に違って、聞き入ってしまったなあ。
自分の「仁央」って名前は、たまに男性と間違われるから中性的なのかなーと思うと、何となく縛られたくない自分に合ってる気がするし、そこに込められた由来も気に入ってて、その通りに生きたいって思うし、外国人から「Neo」っぽい響きが良いと言われたのも結構いい。
私はこの名前が好きだ!
お次にズシンと来たのは、弓指寛治さん。
てんかんを患っている男性がクレーン車の運転中に発作を起こし、6名の小学生が亡くなった、実際の事件を題材にした作品。
作家の調査では、交通事故の「被害者」だけでなく「加害者」にも触れているのですが、そういった展示の最後にあったのが、事故で亡くなった男子が生前に書いていた、この詩です。
こんなことって、あるのだろうか…。現実の凄まじさというか…もう、どう受け止めたらいいのか…。
最後は毒山凡太郎さんの作品。今日見た藤井光さんの作品でも思ったけど、来年は台湾に行きたいな。
ズシン系が続いてフラフラしてしまったけど、夜は偶然会った知人と商店街のお店で夜ご飯。なんだか不思議なメンバーで楽しかったです。
(最後、集中力切れでサクッと終わる)
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