毎年5月〜6月の5週間に渡って、「ウィーン芸術週間(The Wiener Festwochen)」という舞台芸術系のフェスティバルが開催されていることを、昨日(到着日)知りまして。
あいちトリエンナーレ2019参加アーティストのMonira Al Qadiriがここで初演を迎えていたり、同じくあいちトリエンナーレ2019参加アーティスト兼、先日『コンゴ裁判』が衝撃的だったミロ・ラウも後日上演を控えていたり。
日本からはチェルフィッチュの『三月の5日間 リクリエーション』がプログラム・イン。アピチャッポンの『Fever Room』も、ちょうど今上演中でした。
さらになんと、以前衝撃を受けたアンジェリカ・リデルも2週間前に上演していて、えー、ウィーン芸術週間、超自分好みのプログラム選定じゃないかー。
今年から新しくフェスティバルの芸術監督に就任した、Christophe Slagmuylderのチョイスが、自分の興味関心のど真ん中なのかな。
ということで、本日早速一本観劇。
Azade Shahmiri『Voicelessness』
現在でも、デジタル技術が発達したおかげで無数の「聞かれなかった声」が文字化されてはいるけれど、今から50年後の未来には、同じ状況が「音声」の分野でも起こるかもしれないという設定が下敷き。
死者の声を聞けたとして、聞く側との間に横たわる大きな時間の隔たりとか、そうすることで発覚する「新たな事実」との向き合い方とか、「聞かれなかった声」で満ちているこの世界のこととか、あらゆる声が表面化した時に歴史はどう綴られるのか、とか、いろいろ興味深い問いかけを残す作品でした。
こちらに来る前に芸術週間のことを知っていたら、あと数日滞在を延ばしたのに!来年また来ようかな…。
ちなみに、こちらが観劇した劇場。
開場までの時間、ロビーでゆったり待てる感じ。
観劇後はバーで一杯、という人が多かったです。地元だったら絶対自分も飲んでくなあ。
今日はあと、午前中に王宮に行って、入口を見つけるのに一苦労したり。
↑どの建物も壮麗でドカーンと広くて、どれが何なのかよくわからないままに撮った一枚。ここに住んでたとか、すごー。
見学後はすっかり疲れ果て、向かいにあるミュージアム・カルティエの
カフェでランチ。
美味。お腹いっぱいっす。
食後はMUMOKへ。
再び疲れ果て、自分好みのコーヒーを出してくれるカフェで休憩。
(私は、コーヒーは断然フルーティー派。)
あとなぜか撮ってしまったヤングの後ろ姿。
道ゆく人も洒落とる。
観劇前の腹ごしらえは、お宿の近くのベトナム料理店で。コッテリしょっぱめのご飯が続くヨーロッパでの、フォーのありがたさ。
お宿のホストがオススメする、Tataというお店です。札幌にもあればいいのにー。
お宿近辺には美味しいレストランやカフェも充実しているし、なんだか自分好みのお店が多くて、ウィーン、好きだなあ。
ではまた明日〜。
(編)
旧ブログ
(編)のつぶやき
アーカイブ
- 2024年12月 (2)
- 2024年11月 (6)
- 2024年10月 (7)
- 2024年9月 (6)
- 2024年8月 (6)
- 2024年7月 (8)
- 2024年6月 (4)
- 2024年5月 (18)
- 2024年4月 (6)
- 2024年3月 (7)
- 2024年2月 (11)
- 2024年1月 (6)
- 2023年12月 (9)
- 2023年11月 (10)
- 2023年10月 (5)
- 2023年9月 (10)
- 2023年8月 (12)
- 2023年7月 (20)
- 2023年6月 (11)
- 2023年5月 (13)
- 2023年4月 (5)
- 2023年3月 (9)
- 2023年2月 (12)
- 2023年1月 (4)
- 2022年12月 (12)
- 2022年11月 (5)
- 2022年10月 (11)
- 2022年9月 (5)
- 2022年8月 (6)
- 2022年7月 (9)
- 2022年6月 (7)
- 2022年5月 (6)
- 2022年4月 (5)
- 2022年3月 (5)
- 2022年2月 (5)
- 2022年1月 (4)
- 2021年12月 (9)
- 2021年11月 (7)
- 2021年10月 (8)
- 2021年9月 (5)
- 2021年8月 (8)
- 2021年7月 (6)
- 2021年6月 (9)
- 2021年5月 (11)
- 2021年4月 (5)
- 2021年3月 (9)
- 2021年2月 (7)
- 2021年1月 (6)
- 2020年12月 (7)
- 2020年11月 (15)
- 2020年10月 (12)
- 2020年9月 (8)
- 2020年8月 (7)
- 2020年7月 (10)
- 2020年6月 (17)
- 2020年5月 (17)
- 2020年4月 (8)
- 2020年3月 (6)
- 2020年2月 (11)
- 2020年1月 (9)
- 2019年12月 (10)
- 2019年11月 (15)
- 2019年10月 (12)
- 2019年9月 (13)
- 2019年8月 (13)
- 2019年7月 (16)
- 2019年6月 (5)
- 2019年5月 (24)
- 2019年4月 (13)
- 2019年3月 (13)
- 2019年2月 (15)
- 2019年1月 (6)
- 2018年12月 (11)
- 2018年11月 (9)
- 2018年10月 (9)
- 2018年9月 (5)
- 2018年8月 (9)
- 2018年7月 (3)
- 2018年6月 (26)
- 2018年5月 (13)
- 2018年4月 (7)
- 2018年3月 (9)
- 2018年2月 (5)
- 2018年1月 (6)
- 2017年12月 (7)
- 2017年11月 (6)
- 2017年10月 (6)
- 2017年9月 (18)
- 2017年8月 (15)
- 2017年7月 (10)
- 2017年6月 (30)
- 2017年5月 (6)
- 2017年4月 (7)
- 2017年3月 (6)
- 2017年2月 (12)
- 2017年1月 (11)
- 2016年12月 (7)
- 2016年11月 (19)
- 2016年10月 (8)
- 2016年9月 (11)
- 2016年8月 (9)
- 2016年7月 (21)
- 2016年6月 (12)
- 2016年5月 (9)
- 2016年4月 (18)
- 2016年3月 (15)
- 2016年2月 (9)
- 2016年1月 (8)
- 2015年12月 (9)
- 2015年11月 (23)
- 2015年10月 (21)
- 2015年9月 (17)
- 2015年8月 (20)
- 2015年7月 (28)
- 2015年6月 (26)
- 2015年5月 (19)
- 2015年4月 (22)
- 2015年3月 (22)
- 2015年2月 (23)
- 2015年1月 (22)
- 2014年12月 (32)
- 2014年11月 (39)
- 2014年10月 (19)
- 2014年9月 (25)
- 2014年8月 (33)
- 2014年7月 (24)
- 2014年6月 (29)
- 2014年5月 (31)
- 2014年4月 (22)
- 2014年3月 (29)
- 2014年2月 (35)
- 2014年1月 (27)
- 2013年12月 (35)
- 2013年11月 (31)
- 2013年10月 (22)
- 2013年9月 (28)
- 2013年8月 (23)
- 2013年7月 (31)
- 2013年6月 (37)
- 2013年5月 (30)
- 2013年4月 (24)
- 2013年3月 (27)
- 2013年2月 (20)
- 2013年1月 (20)
- 2012年12月 (28)
- 2012年11月 (42)
- 2012年10月 (30)
- 2012年9月 (23)
- 2012年8月 (13)
- 2012年7月 (31)
- 2012年6月 (25)
- 2012年5月 (32)
- 2012年4月 (28)
- 2012年3月 (29)
- 2012年2月 (26)
- 2012年1月 (26)
- 2011年12月 (27)
- 2011年11月 (20)
- 2011年10月 (33)
- 2011年9月 (32)
- 2011年8月 (34)
- 2011年7月 (38)
- 2011年6月 (39)
- 2011年5月 (33)
- 2011年4月 (31)
- 2011年3月 (30)
- 2011年2月 (30)
- 2011年1月 (30)