今週行ったトーク二つを振り返り。
28日はRe:s藤本智士さんのトークへ。久々の庭ビル。
取材クルー9人に見守られながらの、藤本さん「撮影したいんです」、温泉サイド「無理です」をその場で4ラリーし、そこからの撮影許可ゲット・エピソードとか、すごい…。
「簡単に諦めない姿勢を見せることが重要なんです」という言葉が格好良かったけど、ウーーーーン、その場の4ラリーはなかなか…。半年ぐらいかけて4ラリーならできそうだけど。
そんなキラ星エピソードによって編集された秋田県発行のフリーマガジン『のんびり』をまとめた書籍も、もちろん購入。
トークで紹介されていた池田修三さんの絵も素敵。一家に一枚レベルで彼の版画が飾られているというのがすごいー。
1日は札幌500m美術館賞 入選展のギャラリーツアー。
トップバッターは今村育子さん。
私は育さんの作品の、足元に控えめに現れる明かりが好きです。歩きながらだと見落としてしまうような明かりなのだけど、普段目に入らないものがふとした拍子に目に留まり、その次の瞬間に忘れられていく、
その「忘れられるけど、確かにそこにある」という存在のひそやかさがいいんだなあ。
次に続く、津田隆志さんの稜線の作品を眺めつつ
中島洋さん。
水道管が張り巡らされている状態が、インターネットを通じて世界がつながっているのと同じイメージで、そうやってつながっている状態が日常になっている現代において、それらが断たれるとどうなるのか?というあたりが発想の出発点、と話されていたような。
インフラの整備は近代化において国家の必須事業だったわけですが、それはイコール「依存させて支配する」システムでもあるのですよね。通信環境もまさにそうだと思うのだけど。
「おがくずトイレや自家発電などで、構築されたインフラから自由になるというのは、一つの革命である」と思っているのですが、
30年前に洋さんが台所から見ていた台風の訪れは、今、人口減少で水道管の維持が危ぶまれていることの予兆であり、地震によるブラックアウトの予兆でもあったのだなあ。
そう考えると、確かに洋さんが言うように、ガラスのないむき出しの荒々しさがある展示の方がフィットしているかも。
お次は増山士郎さんの作品。
を、端さんが説明する図。
かわいいぞ!アルパカ!
寒かったけど、そのまま見たのではわからない話を聞けて、良い時間でした。
500m美術館の展示は3/27までですよ〜。
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