トークの後は、DANCE EXHIBITION SAPPORO 2019を見にPATOSへ。
こちら、93年度から毎年開催されている西区文化フェスタのプログラムです。区単位で1カ月に渡って文化芸術イベントが催されるの、地味にすごい。
で、DANCE EXHIBITION。
は
冒頭の昭和レディでいきなり状況的に謎感が極まって最高でした…。「昭和レディ?」と思った方は彼女らのPVをどうぞ。
今回の短編は、4月29日(昭和の日)にコンカリーニョで上演される本公演の予告編的な扱い。
※本公演の詳細はこちらからどうぞ。私は、家政婦・牛島の悪さと軽やかさに目が釘付けでした。牛島さん、久しぶりに踊りを拝見したけど、身体、変わったな〜という印象。
坂見和子さんの「人生いろいろ」も素晴らしい。公演終了後はカラオケに行きたくなる感じですかね。
噂に聞きつつ見逃していた昭和レディ。みんなの昭和っ気を熱くさせながら、ダンス・エンターテイメントを牽引していきそうな予感!本公演も要チェックですよ〜。
続いて、ダンスカンパニーときかたち。
主宰の尾花藍子さんとは、以前ウイマム文化芸術プロジェクトの「歩く白老」に彼女が参加してくれたときにチラリとカンパニーについて聞いており、美術の文脈からダンスに入ってきたバックグラウンドを知っていたので、興味深く拝見。
なんとなく、空間と身体の関係、身体と身体の関係、みたいなところが、美術館の展示室で行われるパフォーマンスを想起させるような。尾花さんの身体の向きが地味に少しずつ変化していくところとか、インスタレーション的だなーと。(自分がバックグラウンドを知っているせいかも)
終演後にご挨拶したら「短編を作るのは久しぶり」とのことだったので、逆に長編だとあの雰囲気でどんな作品になるんだろう?と気になったのでした。
続いて、浜田純平さん。
とにかく饒舌な身体の持ち主で、物語を感じさせる構成に才能を発揮している浜田さんらしい作品。ソロでありながら、異なる動き(木製レールの上を走る汽車)も空間に持ち込み、緊張感を忍ばせるところとか、好きだなー。
ただ、最近の個人的な関心として、「動きから観客の中にブワッと物語が立ち上がる現象」があったので、
汽車が去っていった後こそ身体表現の本領発揮といいますか、
「汽車がレールから外れて去っていく」という用意されたわかりやすい物語を終わりに設定するのではなく、そこまでを観客それぞれの物語を立ち上がらせるためのタネと捉えて、直後に非言語の身体表現をバーンとぶつけることで、果たして自分(観客)の中にどんな物語が沸き起こっただろうか…という思いも。
話変わり、浜田さんの新ユニット「飴を齧るな。」のお披露目公演が今週末3/2(土)、3/3(日)にあり。
こちらはどんな感じになるのかな。楽しみです。
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