昨日パトスで、ダンスアーカイヴプロジェクト作品4都市巡回公演「川口隆夫『大野一雄について』」を見てきました。

川口隆夫さんは96年からダムタイプに参加。2000年からソロ活動も開始。「大野一雄について」の初演は2013年です。
“It suddenly popped into my head, I want to become Kazuo Ohno.”
とは、上のリンク先に掲載されている言葉ですが、本作は大野一雄の踊りを公演記録映像から完全コピー。音響も記録映像の収録をそのまま使用し、衣装、照明は当時のオリジナルデザインに倣っているそうな。
開場中からガラクタと滑稽に戯れるパフォーマンスは、「O氏の肖像」と「死と誕生」に着想を得たものだそうで、これはオリジナル。
このプロローグのラスト、ガラクタを纏って彼が立ち上がった時、リアルに漂着神が現れたかと思ってハッとしました。
上演中は当時の観客の咳や拍手もそのままに流れるので、自分が今何を見ているのか曖昧になる瞬間があって、それもまたドキドキしたなー。
久しぶりに、人間に没入しました。
(編)

 

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