ここ数日読んでいた本。
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神奈川新聞「時代の正体」取材班による『時代の正体 -権力はかくも暴走する』。
“沖縄・辺野古ルポ「対立の島から」、日本会議メンバーへのインタビューや川崎ヘイトスピーチ・デモへのカウンターに密着したルポなどを収録。
安保、集団的自衛権、米軍基地、ヘイトスピーチ、歴史修正主義など戦後70年の重大問題に焦点をあて、SEALDsをはじめ、内田樹、小林節、猿田佐代、想田和弘、高橋源一郎、高畑勲、辺見庸ほか各氏へのインタビューを収録”
という一冊。
なんと素晴らしい仕事!
今起こっていることを追いかけて改めて考える上でも貴重ですけど、(←そしてやや暗い気分になるのだけど)
なによりぐはーーーっとなったのは
例えば
その存在自体が目に見える形で歴史的責任を突き付け、ゆえに目をそむけられてきた在日の学舎は憎悪を向ける対象へと変わった。」
とか、
「日本で生まれたのなら、日本人と一緒だよね。」という安易な肯定に対する、「「一緒だ」と口にした瞬間、歴史的背景への考察は遮断される」
という分析とか
「傍観者の欺瞞」、
「個を確立し、意見が異なっている人との違いを認め、その上でうまくやっていくという努力を好まない。」
とか、
もう挙げたらキリがないのですけど、自分的に、読み進めることがひたすらリング上でパンチを受ける状態と一致する読書体験で、
ホントこれで少しは鍛えられたと思いたい…
こういう本を読むと、やっぱり創作物より現実の方が強いじゃないかって思ってしまうのだけど、(そりゃそうなのかもしれないけど)
鍛えられつつ、でも創作物で○○されたい、と、何かそんなようなことを思うのですが、○○の部分がどうしてもうまく言い表せないので、このまま放置。
ということで話戻り、本書、超おすすめ!
(編)
 

 

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