テアトロ・ゴドー→TO OV cafeときて、昨日の最後はオノベカで開催された霜田誠二さんのレクチャー&パフォーマンス。
(気合が入りすぎて会場に一番乗り。ずっと流れてた歌も素敵だったなー。どなたの何て曲?)
90年代から東ヨーロッパを中心にパフォーマンス・アートが盛り上がってきた経緯や、いくつかの作品映像を見ながらパフォーマンス・アートの魅力などを。
パフォーマンス・アートは「ACTION POETRY」「SOUND POETRY」「VISUAL POETRY」と呼ばれるってあたりは、しっくりきました。
馬六明(Ma Liuming)の、睡眠薬飲んで全裸でねむりこける彼の横で、観客が好き勝手なことをするパフォーマンスとか、
カメラの前でりんごをただむしゃむしゃ食べるおじさん(←このとき「SOUND POETRY」という言葉が出てきてたような…)とか。
※霜田さん曰く「僕はこういう変なおじさん(りんごのおじさん)たちに会えて救われた」そうです。
「変なことをしようとしないと、”まとも”がわからなくなる」という言葉にも納得。
「変なこと」だけど、「なんらかの説得力がある」ことで、それは「アート」と呼べるものになるのだとか。(説得力は、見る人の反応におもねらないってあたりが分岐点なのかな。)
「どんな人でも自分の人生を良くしようと考える。(パフォーマンス・アートは)そういうことを使うアート。やってみたいことをしてみたり、アイデアがあればどんな人でもできるのがいいところ」と霜田さん。
と
いうようなことから生まれるパフォーマンスを、フェスティバルでお互い見合ったり、道行く人たちが立ち止まってしばし関心を注いだり、その「時間」が大切なことなのかなーとぼんやり。
後半は20分くらい霜田さんのパフォーマンスがあったのですが、
空気と風を孕んだ新聞紙の音がびっくりするくらい耳に気持ち良く、自分、新聞紙フェチになるんじゃないかってぐらい快楽ホルモンが出ていた気が。
最後、突如空気をピンと張り詰めてからの一吠えとか、最高でした。空気がゆるんで終わった瞬間、思わず吹き出しました。
トヨは遠いので終了後ささっと会場をあとにしたのですが、このイベントをご連絡いただいた日下さん、ありがとうございました!(アフターパーティーの準備に忙しそうだったので、挨拶せずに立ち去ってすみません…)
日下さんのブログや、一緒に送ってくださったリンク先も興味深く、おかげでレクチャーを倍楽しめました。(スタッフとして日下さんと洋さんが並んでいる図もちょっと珍しかった。)
ちなみに会場にはintro『蒸発』に出演中の松崎修さんの姿も。現代アート系のレクチャーで演劇の人を見かけることってまずないから、「おお〜」と。
松崎さん、先日まで開催されていたテラス計画「Art Students League in SAPPORO-美術学生選抜展-」にも市立大から参加されてましたもんね。
11月にパトスで静と動の公演があるそうで、タイミングが合えば見に行きたいなと思いつつ。
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