やっと昨日読み終えた一冊。

『WORK SHIFT ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図』
働き方の未来を予測するにあたって、世界の人々の意識と知識を活用するために、著者自身も教鞭をとるロンドン・ビジネススクールで「働き方の未来コンソーシアム(共同研究プロジェクト)」を立ち上げるところからスタート。
2009年以降毎年行われた調査では、未来を形づくる5つの要因をプロジェクト参加者に示し、その企業メンバーが自社の人々の意見を尋ね、その結果をプロジェクトに還流するなどして30以上の国の多様なコミュニティの考え方を取り込み、
さらにウェブ上で毎月バーチャルセミナーや、ヨーロッパとアジアでワークショップを繰り返し実施。
以上の取り組みを通して、2025年に働く人の日常がどうなるのか、第2部「漫然と迎える未来」の暗い現実、第3部「主体的に築く未来」の明るい日々、という複数のシナリオを提示。
これらのシナリオから、第4部では自分自身の固定観念を問い直し、以下の三つの面
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ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ
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で、従来の常識を「シフト」させなくてはならない、と著者は語ります。
まず何と言っても、
描かれたシナリオ(特に悪い方)に現実味がありすぎて、おののく前半…
それだけに最後の「3つのシフト」には、かなり説得力がありました。
思うに、この3つのシフト、多くの人が3.11の震災以降に多分一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
自分の場合、今年に入ってから強く意識していることと重なる部分も多く、改めてやる気が出た次第です。
お勧めの一冊であります。
(編)

 

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