先日読んだ機内誌のコラムで、シャーロット・ブロンテの小説『ジェーン・エア』(6/30からキノで映画も公開されますね)の、ある一節が紹介されておりました。
「ヘレン、どうしてあなたは、みんなが嘘つきだと思いこんでいる子と一緒にいるの?」
「みんなですって、ジェーン?どうしてそんなことを言うの?あなたが、あんな風に言われたのを聞いていたのは、たった80人よ。世界には何億って人がいるわ。」
ちなみにこれ、1847年の出版です。
「みんな」
時には「社会」とか「世間」とか、そういう言葉になることもありますけど、その中に何となく含まれているであろう人数を考えてみても、世界に約70億の人がいると思えば、ほんのほんの一部です。
そう考えると、ずいぶんいろいろなことから自由になるなあと、視界が開けたような気がしたのでした。
やっぱり旅っていいですね。
(編)

 

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