本日はシアターキノで映画を二本。
一本目はアキ・カウリスマキ監督の『ル・アーブルの靴みがき』。
館内に貼ってあった映画の紹介記事に「むっつりしているけど喜劇」という一文があって、本当にそうだなあと。
そして、「ああこの感じ、カウリスマキだなあ」とうれしくなるオープニング曲は、The Renegadesの『Matelot』です。
『過去のない男』のときは、彼らの曲は陽気でしたっけ。ちなみに、『過去のない男』で好きだったのはMarko Haavistoの『Paha Vaanii』。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=zIfTJI72txk&feature=fvwrel[/youtube]
二曲とも、ほのかにダサ暗さが漂うところがツボです。
『ル・アーブルの靴みがき』、チラシには
「拠り所を失った人々に対する映画の優しい抱擁をぜひご堪能ください」
と書いてあるのですが(公式サイトのイントロダクションでも読めます)、映画を見た後にこのくだりを読んで泣きそうになりました。
そんな作品です。
二本目は、ケン・ローチ監督の『ルート・アイリッシュ』。
イラク戦争でのコントラクター(民間兵)と呼ばれる兵士の存在に焦点をあてた本作では、犠牲になる一般の人たちや戦争ビジネス、後遺症に悩む元兵士…などなど、突きつけられます。
ほっこりハッピーエンドを見た後に、ズシッと重たい現実を見て、プラスマイナスゼロといったところでしょうか。
ジム・ローチの『オレンジと太陽』も見に行きたいな。ケン・ローチを父に持つと、やはりこんな作風になるのでしょうかね。
帰りに、セントラル3F画材コーナーで昨日から始まった、針さんの『線から生まれる女の子』に立ち寄り。
ブローチを購入しましたよ。
あとGALLERY NEW STARの『Deai』もチラッと。
全然話は変わりますが、帰宅後、早速裏庭に餌台をつくってみたのです。
やっぱり最初のお客さんはカラスでした…
一応地面から1mくらい高さはあるのですけど、どうでしょうねえ、これ。
しばらく様子を見ます!
(編)
2 Responses to 映画→映画→針さん、と鳥
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ル・アーブルの靴みがきは、説明的なセリフや
アクションが一切ないけど登場人物の思慮が
伝わってきますね。
小鳥たちは夏場の間、自然の中から食べ物を
採取するので、カラスオンリーになるかも。
カラスオンリーですか…がっくし。
週末に少し改良してみようかなーとか思ってみたり。
やはり一度設置すると気になってしまってだめですねえ。いろいろ手につかなくなりつつあるような…