500m美術館で開催中の『日常の冒険 -日本の若手作家たち-』展を見てまいりました。
今村遼佑さんの作品、子どもの頃に繰り返し見たとても怖い夢が、形を変えてそこにありました。白いせいか、むしろとても素敵なものとして。
お隣にあった今村育子さんの作品は、ぐいぐいと迫ってくる言葉がまずすごい。
この二人の作品を続けて見て、妙にうれしい気持ちに。
その他の展示もどれも面白く、今までで一番滞在時間の長い500mとなりました。
キーボーさん、素敵な展示をありがとうございます。
ちなみに、本展に出品している田中功起さん、来年開催される第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本代表作家に選ばれたそうです。(本日解禁となったお知らせはこちら)
「『他者の経験を自分のものとして引き受けることは、いかにして可能か』ということをテーマに取り組みます」とはキュレーターの方の声明より。
「同情ではなく、別の方法でもって関わりを模索するべきだろう」という田中さんの声明の終わりの文も、多くの人の気持ちとリンクするのではないでしょうか。
何はともあれ、まずはこの機会にぜひ、500m美術館で彼の映像作品をチェックしてみてください。10分ほど立ち止まれるくらいの、時間のゆとりを持ってお出掛けくださいませ。
フライヤーには、次回(8-11月)展示予定と次々回(11-1月)展示予定の情報まで掲載されており、★5/21(月)19:30からはCAI02にて、ナデガタ・インスタント・パーティーの方々が次々回の展示に向けてトークをするとのこと。(入場無料)
彼らの名前はどこかで聞いたなあと思ったら、SNOWSCAPE MOEREのときに国際芸術センター青森の服部さんが、「一般公募の参加者と24時間だけのテレビ番組をつくって」と紹介していたのでした。
これ、とても楽しそうな取り組みでしたよ。(ぜひリンク先のニュース記事をご覧ください)
次々回の展示は、札幌に住む人たちがいろいろ参加できそうなものになりそうですねえ。21日のトーク、行ってみようと思います。
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