観たもの、見たものを。
山海塾『降りくるもののなかで ーとばり』＠hitaru
2013年に東京で初めて観た山海塾。（作品は『歴史以前の記憶 ―うむすな』）
それ以来の観劇とあって、しかも札幌での観劇とあって感無量であります。（当初2022年に上演予定だったのがコロナ感染のために開催中止となり悲しかったけど、こうやって再上演の機会をつくっていただき、劇場＆劇団関係者の皆様に感謝感謝。）
チラシビジュアルになっているシーンの音楽がとても格好良かったです。途中、それまでとガラリと質感の違う月面のような舞台に変わったのですけど、あれって照明だけであの変化ですよね？凄くないです？
もう一体自分は何を見ているのかわからなくなる、至福の90分でした…涙。
お次はパオラ・コルテッレージ監督『ドマーニ！愛のことづて』＠サツゲキ
女性の力を奪う言葉が満載でグッタリしつつ、でもこれで好きな男の元へ逃げたとて…と思いながら見ていたら、まさかの！それだったんかいーーー！！という結末！
（このレビューで言うところの「気持ちの良いミスリード」にまんまと嵌められました！）
逃げの意思表示ではない、明日のための意思表示にグッと来た次第。
昔と変わらず現代だって、女性の意思表示（特に自分の考えと相反する意思表示）を好ましく思わない男性は一定数いるけど、本作のデリアのように自身の権利を行使することがこれほど大変だった女性もいたこと、そうした困難に抗って歩んできた人たちのおかげで今があることをしみじみと実感。なんて良い映画や…。
お次は展示二つ。
まずはギャラリー創で『土岐美紗貴展 It’s not that I like mountains』。
土岐さんの作品を見るのは久しぶり。書かれていることも興味深く、頭に浮かんだことをとりとめもなく本人と話したいと思いつつ。
そこからTO OV cafeにハシゴして、『木の椅子 鉄の椅子』。
小鹿かわいい。
そういえば2017年に札幌芸術の森工芸館で開催された展覧会『Sow』に合わせて、作家さんを紹介するタブロイドを3号制作したのですが、
そのときの原稿料としていただいたのが、今回レオさんが出品している「en」というスツールで。自分も愛用している一品なので、ぜひ会場で座り心地を試してみてください（展示は4/6まで。詳細はこちら）。おすすめ！
（編）
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