仕事がひと段落した今週は、インプット多め。

まずは弦巻楽団『ファーンズワース・インヴェンション』@コンカリーニョ

「脚本家アーロン・ソーキンの日本未上演の傑作戯曲」とのことで、いつものように特に予習もせず劇場へ。初日14時の回を拝見しました。

多分、自分の耳が本調子ではない(以前突発性難聴になって以来、疲れるとすぐにモワーンとしてしまう)ことと、にもかかわらずかなり後ろの方の席に座ったせいだと思うのですが、前半は結構セリフが聞き取れないままに進んでしまった感。

深浦さん演じるクロッカーの第一声で、ようやく自分も作品世界に少し入ることができました。

(でも、観る側のちょっとした耳の調子や座る位置に関係なく「聴こえやすい」滑舌と声量って、俳優の基礎体力として大事だなとも思った。)

この日の夜の回を観た知人は絶賛していたので、回を追うごとに演じる側の調子も上がったのかな〜とも思いつつ。とは言えさすがの戯曲で、後半は魅せてくる場面が多かったな〜。今年の年忘れ演劇話の会で取り上げたい。

アーロン・ソーキンが脚本を手がけた映画も見てみたくなりました。(このnoteが参考になりました)

翌日は小林大賀さんのドキュメンタリー『巡礼の季節 −ヒクリ、8000と20年』の試写会へ。

深澤孝史さんが本作の感想を書いていて「観たい!!!」と思っていたので、貴重な機会をいただきありがたや〜。

中でも終盤、映像なしで進むシーンが無茶苦茶良かったです。トークも、そのシーンにまつわる部分や制作の背景など、目を爛々として聞いてしまう面白さ。いやあ、観れて良かった…。

会場のTO OV cafeでは「本田征爾展-唯今天使幽霊-」が開催中でした。

後日またゆっくり見に行きたいな。

昨日は上遠野いこひさんの個展「芥 -AKUTA-」へ。

上の写真は、上遠野さん制作の指輪とブック型の作品集が納まるケース。COMMUNEのインスタグラムで詳しく見れるのでこちらからぜひ。

撮影を手がけた藤倉翼さんが会場にいて、展示作品について詳しく解説してくれたのだけど、まあ〜〜〜各人のこだわりが詰め込まれまくりの美しい佇まい…。

スリーブケースに納めるバージョンも無茶苦茶格好良かったです。重さもなかなかで、良い感じに武器になる造形でした。

指輪をつける習慣がないからあれだけど、指輪と作品集のセットはオブジェとして愛でても良い仕上がりだったな〜。自分はどちらかというと金属より石の質感の方が好きでした。

お初の上遠野徹自邸も、とても素敵。

TO OV cafe一典さんの提案で真駒内から歩いて行ったのですが、柏丘に行くハードな階段を上り、割と山道な散策路を通って藻南公園、

からの到着で30分くらい。(新道東駅〜モエレ沼公園よりは全然歩かなかった)

柏丘にある北海道青少年会館Compassも初めて知ったのですが、1972年のオリンピックでプレスセンターとして使用されたのですね。黒川紀章設計で良い感じ。

この日は期せずして美しい建築に触れた1日でした。

(編)

 

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