11/5(日)は第10回新千歳空港国際アニメーション映画祭へ。

久々のオンサイト参加ということで、腹ごしらえもしてソフトクリームも食べていざ。

最初に見たのは、「特集上映+トーク:矢野ほなみ『開いたドア:潜在的な欲望とセクシュアリティ』」。

アニメーションがクィアに通底する…というようなくだりが特に興味深かったです。あと椅子の作品もヘンテコで良かったな。

続いて『アートカレッジ1994

これがとても良かったのです…。出てくる人がみんな(思わず笑みがこぼれるくらい)愛らしくて、抱きしめたくなる作品。大学時代に自分の「兎」たちとダラダラ語らった時間も思い出してしまったなあ。

会場で見かけた小野さんの手を熱く握りしめて、本作の傑作ぶりを語ってしまいました。

最後はコンペティション短編部門から、インターナショナルコンペティション1

1本目の『Cristopher at Sea』は、潜在的な〜のトークを聞いた後で観れたのが良かった。短編部門ニオ賞であります。

劇中カラオケで歌っていた曲も見つけたのですが

シューベルトの歌曲集《美しき水車小屋の娘》から、いったん恋が成就した娘の好きな色が、今は若者にとって不吉に思える的なくだりの歌でした。

『Cristopher at Sea』の主人公の心情を予感させるような一曲で、なるほど〜。

『Our Uniform』は世界演劇祭で観たイランの作品を思い出しつつ、新鮮なアニメーション表現。

『The Miracle』は、

自分くらい(か、やや下)の年齢の女性お一人様の、繊細な部分に触れる感じ。

続けて見るのは3プログラムが限界だな…と思いつつ、オンサイトならではの、その場を成立させている人たちの存在を感じながら作品に触れられる醍醐味を堪能した次第。

来年もまた行こう。

(編)

 

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