本日はホー・ツーニェン『百鬼夜行』をBockenheimer Depotで。

会場は元トラム倉庫だそうな。

ホー・ツーニェンはあいちトリエンナーレ2019で《旅館アポリア》を見て、2作目は見れてないのですが、今回の『百鬼夜行』は日本三部作の最後の作品なのですね。

『百鬼夜行』、2021年に豊田市美術館で発表していたのか〜。帰国したら図録を買おう。

それはさておき、

最初の《100の妖怪》と2つ目の映像作品では、やっぱり日本政府の植民地に対する人・物資等の収奪具合や、戦時下の日本軍の極悪非道さ、戦争に加担した知識人たちの狂った感じが妖怪という姿を借りて現れていて、ぐへえ…となりつつ。

そして、スパイを養成した陸軍中野学校のこととか、知らなかったなあ。(しかも1966年に映画になって、この記事によると「中野学校の卒業生をスーパーマンのように見るムードも生まれた」とは。)

しかも小野田寛郎氏は中野学校の卒業生だったのか…。戦争に関して、知らないことがまだまだたくさんだ。

『マライの虎』も後で見なくては。

4つ目の映像作品の最後は、怒涛の「虎」イメージが最高。

そして最後、この会場ならではの演出が、無 茶 苦 茶 格好良かったです。

ホー・ツーニェン、好きだ…!2作目の《ヴォイス・オブ・ヴォイド》の図録も一緒に買っちゃおうかな。

※フランクフルト滞在のブログはこちらにまとまってます。

(編)

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