この日は、アピチャッポン・ウィーラセタクン『太陽との対話(VR)』を体験する日。
会場はフランクフルトの隣町、オッフェンバッハにあるAlte Schlossereiというところです。
19:30の回なのに、張り切りすぎて18:30に着いてしまった。
これ↓何だろうな。
元発電所だった場所らしいのですが。
で
『太陽との対話(VR)』は映像パートとVRパートに分かれているのですが、VRパートを体験しているときは正直ちょっと怖くて。
VRゴーグルを付けている他の参加者は自分からは光の球体となって見えるので、周囲に浮遊する光の球体があることで少し安心できたけど、あれがなかったら結構飲み込まれてしまうかも。
「ハワワ〜」となっている間にVRパートは終了し、頭が朦朧としたまま電車に乗って帰宿した次第。
ちなみに、翌日に応用美術館で開催された作家トークを聞いているとき、人種や性別等が剥ぎ取られた、魂のような光の球体として参加者がそこに存在し、安心をもたらす信頼がそこにあった、ということに思い至ってぐっときたのでした。
死者と生者の身体についての話題のときの、友人を病院で看取ったエピソードにも聞き入ってしまったなあ。
※あいち2022での初演時のartscapeのレビューはこちら。
話戻り、
普段お酒は全く飲まないけど、この日ばかりは部屋にセットされてる無料のビールをいただきました。VR後のフラフラした頭にビールが美味しい!
木々の間から顔をのぞかせる月を眺めながら、作品についてぼんやり考える至福の時間でありました。
それはそうと、自分が滞在しているのはキッチン付きのアパートメントスタイルな部屋なので、食事はもっぱら自炊です。
白ワインビネガーがおいしくて、野菜がもりもりいける。
そして軟水の国から来た身なので、毎度のことながら硬水のこちらでの生活で肌がゴワゴワ&乾燥するのが辛い…。
普段お山で使用しているものを一式持参したのですけど、意外にもホテルのバスルームに99.2%天然由来のハンド&ボディクリームがあって、超ありがたいっす。
ANYAHというブランド。塗りたくって乾燥問題を乗り切りたい。
あとドクターブロナーのマジックソープバーも持参したのだけど(手、身体、洗濯用)、カリフォルニアに会社設立、の前の「ドイツのユダヤ人街にある、ハイルブロナー家が営む石けんメーカーとして始まる」歴史を、こちらに来てから知った次第。そうだったのか…。
サンダルはビルケンシュトックですしね、ドイツですよドイツ。
後半は生活の話になってしまった。翌日編に続きまーす。
※フランクフルト滞在のブログはこちらにまとまってます。
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