シアターコモンズ’22、リモートパスで少しずつ観ています。

その中で、自分的にすごく良い時間を持てたのが、キュンチョメ『女たちの黙示録』

作品紹介ページには

今、女たちが「世界の終わり」を予言するとしたら、どんな終焉が描かれるのだろうか。本作ではキュンチョメが異なる立場や背景を持つ女性たちの声に耳を澄ませ、そこから生み出された予言が、観客へと配布される。その語りは、予想外の方法で私たち観客の身体へと侵入し、未来の時間まで潜伏することになるはずだ。

とあるのですが、「予想外の方法で私たち観客の身体へと侵入」という部分、ホントに予想外でした。

自宅に届いた袋(上の写真)を開けると意外なものが入っていて、さらに最初はそこで提示された情報を前に「このアクションの結果何が起こるのかわからない」という一片の不安を覚える感じが、自分にはあまりない体験だなと。

ちょうどウクライナ侵攻が始まったあたりの頃で、その「一寸先への不安」と、それを超えた先で語られる内容が、現実と結びついてしまう時間。

朝一番に体験したら頭があまり戻ってこなかったので、翌日からは夜に体験することにしたのですが、自分的に夜チョイスが大正解。

毎晩見知らぬ番号に電話をかけて、3分(もないかも)ぐらいの短い、終わりでもあり始まりでもある語りをじっと聞いて、一方的に切られる、この一連の行為がものすごく良かったです。

この形態、発明だと思うなあ。1週間ちょっとの間、毎晩そういう時間を持てて、心がシンとしました。

オンラインプログラムは3/31までの配信で、トーク系はまだ見れてないのでチェックせねば。

ここのところずっと夜は読書しているので、配信系からすっかり足が遠のいているのですが、『DUNE 砂の惑星』はアマプラでいそいそと観ましたよ。

ティモシー・シャラメのファンとして大満足であります。音楽も好き。

続編が楽しみだ!

(編)

 

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