前回に続いて、

ベルリン演劇祭(テアタートレッフェン)で、毎年独立した立場の審査委員会によってシーズンの約400の上演作品の中から選ばれる注目すべき10の演出作品のうち、オンデマンド配信中の

『Graf Öderland(エーデルランド伯爵)』を。

(全編はこちらから見れます。9/12までの配信)

「A street ballad in twelve scenes」という副題のつくMax Frischの戯曲。Max Frischはスイスの小説家、劇作家、建築家で、戦後スイスを代表する作家の一人とな。(from Wiki)

銀行員が何の理由もなく清掃員?を殺すという事件を担当した検事が、そのわからなさゆえに不眠になり、(記憶が曖昧ですが秘書がつけた暖炉の?)燃え盛る火を見て何か自分の中の一線を超え、自ら斧を持った殺人者となって現実とも妄想ともつかない世界を彷徨う本作。

シンプルだけどクールな舞台美術と、めっちゃ格好良い生演奏、斧でバッサバッサ人が死ぬシーンやティム・バートン的ホラーイメージもあって楽しかったな〜。

英語字幕の理解が追っつかない部分が結構あったけど、ビジュアルイメージに引っ張られながら夢中で見ました。

(編)

 

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