今年の欧州文化首都イタリア・マテーラのプロジェクト「Living the Opera」のサポートを行うボランティア・プログラム※に、EU・ジャパンフェスト日本委員会の助成を受けて、8/5(月)まで参加することになりました。
※マテーラ2019実行委員会、EUジャパンフェスト日本委員会、
※マテーラはこんな町。
元をたどると、2017年に同じくEU・ジャパンフェスト日本委員会の助成で、シビウ国際演劇祭(FITS)のボランティア・プログラムに参加し、イタリアとフランスの2団体のサポートをしながら3週間シビウに滞在したことが、今に至る大きな流れのきっかけです。
※その時の日々のブログがこちら→シビウ国際演劇祭2017
2018年にはFITSのボランティア・プログラム自体を発信する側として、ボランティア・ブリッジ・プロジェクト(VBP)の派遣でFITSのボラプロに参加。
↑ボランティア代表として、トークプログラムでインタビューを受けた時の一枚。
※その時の日々のブログがこちら→シビウ国際演劇祭2018
(ちなみに2018年からFITSと欧州文化首都のボランティア交換プログラムも始まり、マテーラからも2名参加していたので、彼らと再会するのも楽しみ。)
欧州文化首都への日本人ボランティア派遣は、EU・ジャパンフェストがずっと続けている事業で、私はこの枠組みを利用しての参加は初となります。
S-AIRで関わった「アーティスト・イン・レジデンス」が、一定期間その土地にアーティストが滞在してリサーチや制作をすることで、アーティスト自身の可能性を広げ、さらに地元の人たちにもアーティストとの交流を通して何かしらの還元がもたらされることを目的としているように、
「ボランティア・イン・レジデンス」のようなこれらの取り組みも、まさに一定期間その土地にボランティアが滞在し、その土地の芸術の現場をサポートすることで、ボランティア自身の可能性を広げ、さらに地元の人たちにも交流を通して何かしらの還元がもたらされることを目的としていると言える。
決して芸術のプロフェッショナルではない(中にはプロもいますが)ボランティアが、その土地の芸術の現場に寄与できるものって、なんだろう?と考えると、
多分、その現場への直接的な寄与というよりは、その現場に関わる人たちとの間で起こる相互作用的なことが大きいんじゃないかなと思うのです。
「さまざまな国の人たちと協働しながら、芸術の一部になる」ことの喜びだったり、「さまざまな国の人たちが、自分たちの町や、ここで生まれる芸術を心から愛してくれている」という喜びだったり。
その喜びの輪がどんどん大きくなっていった先には、世界平和が待っている。
そおいう場に関わることができる機会を3回ももらえたことは、本当に感謝しています。
派遣元への恩返しとしては、やっぱり「次の人につなぐ」ことが一番だなと思っていて、このブログでの発信はもちろん、2017年以降毎年大学でレクチャーの場を用意していただいて学生に経験をシェアしたり、新聞に寄稿してこのプログラムのことを周知したりしているのですが。
※寄稿記事はこちらから読めます。
※シビウ国際演劇祭や欧州文化首都でのボランティアに興味を持った人は、ぜひVBPのFBページをフォローしてみてください。公募情報をゲットできます。
今は、この経験をより地元に還元していく方法を模索中です。
同時に、
今年5月に「札幌市こどもの劇場やまびこ座」プロデュースの人形劇『OKHOTSK オホーツク 終りの楽園』東欧3都市ツアーに同行した時は、つくり手側のメンバーとして、その土地の芸術の担い手やボランティアと交流したことも良い経験で。
※その時の日々のブログは、こちらにまとまっています。
2017年以降、
・ボランティアとして、その土地の芸術の現場に関わる面白さ
に加えて
・素晴らしい作品を紹介する側として、その土地の芸術の現場に関わる面白さ
まで体験してしまったので、今後はこの両輪を追い求めてみたい。
前者に関しては、まずはマテーラの様子を見て、来年以降は自主的にコンタクトを取りながら、Airbnbなどを利用して2週間くらい滞在する術を開拓してみようかと考え中。
後者に関しては、『OKHOTSK オホーツク 終りの楽園』の欧州文化首都公演、したいいいいい。と思うだけ思っているところ。プレゼン頑張りたい。
と、長々と書いてしまったのですが、
まずはマテーラでのボランティアです。
初めての欧州文化首都、どんな感じなんだろう?実りの多い滞在になりますように…!
ということで、マテーラ入りする前にちょっと寄り道もするのですが、こちらで日々の様子をアップしていきますので、お時間あるときにぜひチラ見してみてください。
※マテーラ滞在については、こちらにまとまっています。
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