予告編を見て以来、楽しみに待っていた『1987、ある闘いの真実』
韓国で「6月民主抗争」が起こるきっかけとなった学生の死、それを隠蔽しようとする国家権力と真実を暴こうとする市民との闘いを描いた作品です。

いやー、これは、もう、凄い映画でした…。
「普通の」一般市民の、「ちょっとした」良心の行為の結集が、国家という圧倒的な権力に対峙し、結果として歴史を変えていったのだからすごい。
そして、例えば植民地になった経験や、軍事独裁政権による国民への暴力のようなことがないと、そういった強い「怒り」というものは生まれず、民「主」という意識にもつながっていかないのかもしれないなあ、と。
鑑賞後、ロビーに張り出されている批評記事全てに目を通して、再びジーンとなってしまったのでした。マジ必見!!!
あとこの映画とセットで見たいのが、1980年の光州事件を描いた『タクシー運転手 約束は海を越えて』
『1987〜』の中でも、光州事件の時にドイツ人記者によって撮影された映像を学生が見るシーンが出てきますが、まさにその取材時のことを描いた作品です。
タクシー運転手、5日までで毎日16:30〜だから、何とかタイミング合わせて行きたいな。
その後、PARC8を見に地下歩行空間へ。
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青木 陵子+伊藤 存さんの展示↑は美しい佇まい。
金氏徹平さんのこの作品とかも好きっす。
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夜は東浩紀さんの講演を。
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1時間くらい質疑応答が続く、札幌ではわりかし珍しいトークの場。
後半に話されてた「理解し合えない者同士の間でたまに交わされる変なコミュニケーション」ってところが個人的にグッときました。
『新復興論』もせっかくなので会場でゲット。
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講演後は飲み会の場にもお邪魔させてもらって、これまた興味深いお話を聞くことができたのでした。
良い1日だったな〜
追記:翌日、S-AIRが入居する多目的アートスタジオ「なえぼのアートスタジオ / naebono」にも視察に来てくださった東さん。
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入居作家のアトリエを見た後、S-AIR事務所にも。お時間のない中、ありがとうございました〜。
(編)

 

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