(息抜き投稿です)
昨年末はいろいろやらないといけないことがあったわりには、何一つ終わることなく年が明けてしまった感があるのですが、(ガーン)
初国際スキー場、で、(ほぼ)初スノーボード体験(マンツーマンレッスンはとても効果的だった)をしたり
CAI02の忘年会や、寝床の忘年会に行ったり、伊藤隆介さんの上映会&忘年会(これについては後ほど改めて)に行ったり
してました。
で
年末年始のお供につい購入してしまった一連の本のうち、
まずは『考える人』
国語辞典編纂者の飯間浩明さんによる寄稿では、以下の一文が印象的。
“ことばには「これこれの言い方だけが正しい」ということはありません。少数派の言い方であっても、ある地域・世代などの限られた集団や場面で意思疎通の役に立っているならば、その言い方には立派な存在理由があります。どんなことばでも一概に否定することはできません。”
言葉の使い方が誤用かどうか試しにネットで検索すると、だいたい何がしかの例が出てきて、「あ、この使い方は間違っているのか」と思いがちなので、飯間さんの指摘にはハッとするものが。
飯間さんはツイッターもフォローしておりますが、言葉に対する柔軟で謙虚な向き合い方が素敵。
お次は『災害と妖怪 柳田国男と歩く日本の天変地異』
地震、飢饉、洪水などの災害の記憶が、河童、座敷童、天狗、大鯰などの妖怪に仮託され、人々の間に受け継がれてきたこと。
著者の畑中章宏さんはWEB上でもいろいろ書かれており、(例えばWIREDの『21世紀の民俗学』とか)
最近まめに後追いしているお方。上の本も、民俗学への入口として興味深かったです。
畑中さんのツイッターはこちら。
お次は『可能なる革命』
「私たちは、資本主義の本質的な限界を予感しているのに、その外についての想像力をもてずにいる。しかし、若者の幸福度調査、投票行動、デモへの参加などに読み取れるものは何か。『テルマエ・ロマエ』『桐島、部活やめるってよ』『半沢直樹』『あまちゃん』、そして『バートルビー』が示唆するものは何か。」
という内容で、抜群に面白かった!
お次は『無葬社会』
全然知らなかったけど、葬儀と供養のかたちが変わりつつあるのですね。あらゆる人にとって他人事ではない内容かと。いやはや。
中でも特に、最終章に収録されていた佐々木閑氏との対談内容がとても面白かったです。
原始仏教と日本仏教の根本的な違い(サンガの不在、律の不在)とか。
「気休め宗教に、人の人生を丸ごと救う力はない」という言葉とか。
で、今読んでいるのは『社会の芸術 / 芸術という社会』
まだ第1章ですが、第2章「多文化主義」と第3章「包摂と排除」あたりは特に興味あり。
明日から仕事再開なので、読了はしばらく先かなー。
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